佐藤樹がポルシェジャパンジュニアドライバーに選出。「海外で活躍できるドライバーになる」

2025年3月12日(水)13時32分 AUTOSPORT web


 ポルシェジャパンとポルシェカレラカップジャパン委員会は3月12日、2025年ポルシェジャパンジュニアドライバーに佐藤樹を選出したと発表した。


 2002年生まれ現在22歳の佐藤は、今年で初開催から25回目のシーズンを迎えるPCCJポルシェカレラカップジャパンのプロクラスに、91号車ポルシェ911 GT3カップカーで参戦する。


■ドイツ本国でのオーディション、その先も見据える



 神奈川県出身の佐藤はカートでレーシングキャリアをスタートさせ、ベルギーやイタリアでのレース経験を持つ。


 免許取得後の2021年にもてぎ・菅生スーパーFJ地方選手権でシングルシーターデビューイヤーにシリーズチャンピオンに輝くと、翌22年にはJAF F4(現フォーミュラ・ビート)のタイトルも獲得。数多くの名ドライバーを輩出してきたHRS鈴鹿(ホンダレーシングスクール鈴鹿)を同年に卒業し、2023年と昨季はスーパーGTのサポートレースとして行われている“若手の登竜門”FIA-F4選手権にフル参戦した。


 そんな佐藤にとってPCCJは、これまでの戦ってきたカートやシングルシーターレースとは異なる始めてのチャレンジとなる。


「ポルシェジャパンジュニアドライバーに選出していただき感謝しています。初めてのツーリングカーでのレースとなり、かなりチャレンジングな一年になると思いますが、このような素晴らしい環境を活かし、シリーズチャンピオンを獲得できるようように努力していきたいと思います」と意気込みを語った佐藤。


 彼はまた、さらなる野望を語った。「ドイツで行われるポルシェオーディションに参加し、海外でも活躍できる国際的なドライバーになることを最終目標に頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」


 前述のとおり佐藤は今季2025年、“世界最速のワンメイクシリーズ”として知られるPCCJに参戦する。彼がドライブする91号車は一般公募によって選ばれたマシンカラーリングが採用されており、そのデザインは募集テーマの『PCCJ25周年』『クラシックと未来的な融合』、そして『日本のエッセンス』という3つの要素に対して、“時”を表現したストライプと日本の伝統的な色合いを用いたものとなっている。


 25周年を迎える今季のPCCJは3月に行われる合同テストを皮切りに、F1日本GPのレースウイークに鈴鹿サーキットで開幕し、岡山国際サーキット、富士スピードウェイ、スポーツランドSUGOを転戦した後、9月のWEC世界耐久選手権第7戦富士大会にて最終戦を迎える予定だ。


佐藤樹がドライブする91号車ポルシェ911 GT3カップのカラーリングイメージ。一般公募から選ばれた

一次審査の書類選考、そして2月に富士スピードウェイにて実施された面接、および911 GT3カップでの走行テストを経て、2025年のポルシェジャパンジュニアドライバーに選抜された佐藤樹

■PCCJポルシェカレラカップジャパン 2025年シーズンカレンダー





























ラウンド日程サーキット開催イベント
オフィシャルテスト3月18日(火)〜19 日(水)富士スピードウェイPCCJオフィシャル合同テスト
第1戦・第2戦4月4日(金)〜6日(日)鈴鹿サーキットFIA F1世界選手権(日本グランプリ)
第3戦・第5戦5月24日(土)〜25日(日)岡山国際サーキットOKAYAMA チャレンジカップレース
第6戦・第7戦7月19日(土)〜20日(日)富士スピードウェイ全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦、第7戦
第8戦・第9戦8月9日(土)〜10日(日)スポーツランドSUGO全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦
第10戦・第11戦9月26日(金)〜27日(土)富士スピードウェイFIA WEC世界耐久選手権第7戦

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