「新しいパッケージでポジティブな結果を得ている」「マシンが格段に扱いやすくなった」/F1第7戦予選コメント(2)
2025年5月18日(日)18時0分 AUTOSPORT web

2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手に入ったドライバーたちが金曜日を振り返った。ポールポジション〜5番手に入ったドライバーはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)だ。
■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
予選 5番手(Q1=3番手1分15秒695:ソフトタイヤ/Q2=6番手1分15秒442:ミディアムタイヤ/Q3=5番手1分15秒431:ミディアムタイヤ)
「予選は期待していたよりもうまくいった。2台ともQ3に入れたというのは素晴らしい結果だ」
「今週末、新しいパッケージを投入し、ここまでのところポジティブな結果を得ている。ミディアムタイヤとソフトタイヤの両方でかなり競争力があったため、予選では他とは異なる戦略を試すことができた」
「とはいえ、地に足をつけて、明日のレースがどうなるかを見守る必要がある。実際には僕たちには5番手ほどの速さはないと思うが、このポジションを守って、ポイントを獲得できるかどうか、明日見てみよう」
(走行後のインタビューで語り)「チームが良い結果を出したことをうれしく思うし、誇らしい。彼らは懸命に努力してきた。今回のアップグレードがチームにより一層のモチベーションをもたらしてくれることを願っている」
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
予選 4番手(Q1=6番手1分15秒894:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分15秒261:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分14秒962:ソフトタイヤ)
「悔しい一日だった。マシンは良かっただけに、もっと上位に進めなかったのが残念だ。今夜はチームと一緒に懸命に取り組み、明日のレースで前に出るためのチャンスを作ることを目指して、戦う手段を探っていくつもりだ。レースペースは強力なはずだから、やれることはまだたくさん残っている」
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
予選 3番手(Q1=5番手1分15秒852:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分15秒334:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分14秒807:ミディアムタイヤ)
「今日の3番手には満足している。マシンのフィーリングは本当に良くて、Q3の最初のラップで小さなミスをしなければ、さらに上を狙えたはずだ。チームがQ3での2回目のラップ、つまり最後のアタックでミディアムタイヤを選択した判断は見事だった。すべてがこの1周でうまくかみ合い、タイヤを適切なウィンドウに収めることができた。もう少しタイムを縮められたかもしれないが、前の2台に挑むには足りなかったと思う」
「ここはカレンダーの中でも最も幅の狭いサーキットのひとつなので、明日はオーバーテイクが本当に難しくなるだろう。前にいるマクラーレン勢と戦うのは簡単ではないが、フリー走行ではロングランで堅実なペースを示すことができた。もし明日のレースでも同じようなパフォーマンスを発揮できれば、表彰台を争える可能性は十分にあると思う」
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
予選 2番手(Q1=1番手1分15秒175:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分15秒394:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分14秒704:ソフトタイヤ)
「まず何よりも重要なのは、(クラッシュした角田)裕毅が無事だということだ。あれほどのクラッシュだっただけに、本当によかった」
「今日2番手を獲得できたことは全体的に見て、良い結果だった。昨日の状態から大きく改善できた。マシンが格段に扱いやすくなったんだ。昨夜、良い作業を行ったことで、ポジティブな進歩を成し遂げることができた」
「マシンバランスにはかなり満足している。昨日よりもずっと良いウィンドウに収めることができ、マシンが本当に生き生きとしていた」
「ただ、タイヤは思っていたよりも少しオーバーヒートがひどかった。このタイヤ(C6)を使うのは初めてだが、僕たちにとっては少しソフトすぎたため、パフォーマンスに多少影響が出た。速く走れば走るほどオーバーヒートが進行し、マシンの性能を思うように最適化できなかった」
「それでも、出だしとしては良かったと思う。明日、フロントロウからスタートできることを喜ばしく思っている」
「レースは今日とは別の展開になるだろう。マクラーレンはレースでのロングランでアドバンテージを持っていて、タイヤをコントロールするのが得意だ」
「僕たちのペースがどれぐらいのレベルかを見てみよう。自分たちの仕事に集中していくよ。マシンから可能な限り多くのパフォーマンスを引き出すことを目指す。それによって良い結果を持ち帰れるといいね」
(走行直後のインタビューで語り)「すべては順調だったと思う。ただ、この最もソフトなコンパウンドは、一周を通して良い状態を保つのがとても難しい。セクター1は良かったが、その後は少しずつタイヤがだめになっていった」
「おそらくこのトラックにはソフトすぎたのだろう。少なくとも僕たちは、最大限のパフォーマンスを引き出すのがやや難しく、僕としてはミディアムの方が多少良い感触を持てた」
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
予選 1番手(Q1=2番手1分15秒500:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分15秒214:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分14秒670:ソフトタイヤ)
「素晴らしいセッションだった。ディレイや赤旗、そしてタイヤ……いろいろあったね。今日はタイヤが本当に、本当に扱いにくかった。昨日の時点では皆、C6(ソフトタイヤ)はそれほど悪くないと思っていたが、今日はまさに謎だった」
「チームは素晴らしい仕事をして、マシンを良いウィンドウに収めてくれた。この週末、いくつか異なる試みをしてきた結果、予選には良い状態で臨めたと思う。良いラップを走れたよ。最終コーナーで4台ほど目の前にいたが、それでも十分なタイムを出せた。本当に、チームが成し遂げてくれた仕事には大満足だよ。明日が楽しみだ」
「(最後のアタックラップでライバルたちよりも早く)最初にコースインするのは、気乗りしなかった。先行すればスリップストリームは得られない。でも同時に、ダーティエア(前のマシンがもたらす乱流)は受けずに済むんだ。あれは確実に助けになったと思う」
「僕たちはそういう選択をした。十分なペースがあると判断して、方針を貫いた。それをチームが完璧に遂行してくれたんだ」