ホンダ勢がトップ3独占。決勝へ向けパロウがトップ、カストロネベスと佐藤琢磨が続く/インディ500プラクティス8

2025年5月20日(火)10時49分 AUTOSPORT web


 5月19日、インディアナポリス・モータースピードウェイで開催されている伝統のレース『第109回インディアナポリス500マイルレース』はプラクティス5日目を迎えた。予選後に行われたプラクティス8でトップタイムをマークしたのはアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)。また自身3度目のインディ500勝利を狙う佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、3番手タイムを刻んだ。


 17〜18日に行われた予選を経たこの日は、曇り空のもと、500マイルの決勝レースへ向けたプラクティス8が行われ、各車は集団走行を中心に周回を重ねた。



 単独走行の予選とは異なる、レース用セットアップに集中したこのセッションは、シリーズの3度のチャンピオンであり、今シーズン開幕5戦中4勝を挙げているシリーズポイントリーダーのパロウが、226.765mphのトップタイムを記録した。


 パロウはセッション後、「トラフィック走行に戻ったが、マシンのフィーリングは本当に良かった。プラクティスでのトップタイムには大した意味はないが、マシンはとても快適だった」とプラクティス8を振り返った。


「まだやるべきことはたくさんあり、トラフィックのなかでオーバーテイクするのは簡単ではないが、他のドライバーも同様だと思う。それでも、自分は比較的にオーバーテイクができていたように感じた。カーブデーに向けて準備万端だ」とコメント。6番手からスタートする決勝へ向け、準備が順調に進んでいることを強調した。


 次ぐ2番手はインディ500で4度の優勝を誇るエリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク・レーシング)がつけ、さらに3番手にはインディ500で2度の優勝経験を持つ佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が入る結果となり、史上最年長優勝記録を狙うふたりのベテランが好調を見せた。


 そして4、5番手には、DRR-キュージック・モータースポーツのジャック・ハーベイとライアン・ハンター-レイが揃い、シボレーエンジン勢の最速スピードを記録してトップ5を締めくくった。


 なお、ポールポジションを獲得したロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)は、26番手タイムでプラクティス8を終えている。


 また、セッション開始12分のころには、クリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター・レーシング)がターン2でSAFERバリアに軽く接触し、その後インサイドウォールにヒットするクラッシュが発生。しかし、ドライバーに怪我はなく、マシンのダメージも軽微だった。


 次回のトラックセッションは、23日(金)の『カーブ・デー』と呼ばれる決勝前最後の2時間のプラクティスとなる。注目の決勝レースは5月25日(日)に開催される予定だ。



第109回インディアナポリス500マイルレース 3番手タイムを記録した佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)

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