【インディ500】「本当に最高の予選だった」3度目Vへ佐藤琢磨が自己最高2番手「実力でやっつけた」

2025年5月19日(月)13時34分 スポーツニッポン

 世界三大自動車レースの一つ、 第109回インディアナポリス500マイル(インディ500)は18日(日本時間19日)、米インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モータースピードウエーで予選2日目が行われ、佐藤琢磨(48=ホンダ)は自己最高の2番手で25日(同26日)の決勝に進んだ。今季も古巣のレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLLR)と契約し、インディ500にスポット参戦。過去2度優勝したオーバルとの相性の良さを見せつけた。

 佐藤は公式X「TakumaSatoInfo」にアップした動画で「みなさん、やったよ!」とピースサイン。「本当はポール(ポジション)って言いたかったけど、フロントロー取れました。本当にうれしい」と右拳を握った。予選初日上位12台で争われる2日目はチーム・ペンスキー勢がクラッシュや車検不合格で出場できない中、6番手タイムで上位6台による「ファスト6」へ進出。4周平均232.478マイル(約374.137キロ)で2番グリッドを確保した。「現実的な目標はトップ6に入ることだった。今日はペンスキーのゴタゴタに助けられた部分はあると思んですけど、ファスト6に入ってからは本当に僕らは実力でやっつけたと思う」と胸を張った。

 ポールポジション(PP)は元F1リザーブドライバーの新人ロバート・シュワルツマン(25=シボレー)が232.790マイル(約374.639キロ)で獲得。新人ドライバーのPPは1983年のテオ・ファビ以来42年ぶり6人目の快挙となった。佐藤は「本当に感服」とシュワルツマンを称えながらも、「自分たちはベストジョブをするしかなかった。少しずつ積み上げて、今日のプラクティスでの失敗もちゃんとつなげることができたので、本当にチームのことを誇りに思います。“ボーイズ”と言われるメカニックたち、エンジニア、本当に素晴らしいサポートで僕は幸せです」とチームに感謝。「自分も予選はミステークゼロで、完璧なハンドリングの下で全て出し切った。ガナッシ(勢)もやっつけたしね(笑い)。本当に最高の予選だったと思います」と振り返った。

 佐藤がインディ500で最前列グリッドからスタートするのは、3番手から2度目の優勝を飾った20年以来。17年の初優勝は4番手からで、5番手以内からのスタートでは過去2回とも優勝している。佐藤は「ここからが大変。レースカーはまだ50点ぐらいの出来で、正直これは大変だと思っている」と明かしながらも、「あす月曜日(19日)の(練習)走行と(23日の)カーブデーで何とか仕上げて、来週のレースへ向けてもう一度気を引き締めて頑張っていきたい」と決意表明で締めくくった。

スポーツニッポン

「インディ500」をもっと詳しく

「インディ500」のニュース

「インディ500」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ