ウディネーゼ、被弾直後の勝ち越しゴールでラツィオ撃破! 退団報道加熱の鎌田は60分から途中出場

2024年3月12日(火)6時51分 サッカーキング

ラツィオに勝利したウディネーゼ [写真]=Getty Images

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 セリエA第28節が11日に行われ、ラツィオとウディネーゼが対戦した。

 ここまで27試合を消化したセリエAで12勝4分11敗を記録し、勝ち点「40」の9位につけているラツィオ。前節のミラン戦では、3人の退場者を出しながら0−1で敗れており、複数の主力選手を出場停止で欠いて今節を迎えることになった。クラブが公式戦3連敗中の不振から脱却を目指すなか、日本代表MF鎌田大地はベンチから出番をうかがう。

 試合は、立ち上がりの4分にホームのラツィオが決定機を作り出す。フェリペ・アンデルソンとのワンツーで右サイドを突破したマヌエル・ラッザリがクロスを送り、DFにカットされたボールをルイス・アルベルトがボックス手前で奪取。こぼれ球を拾ったマッティア・ザッカーニが右足を振り抜くが、シュートは右ポストに直撃した。

 攻勢を強めるラツィオは、10分に縦パスを受けたザッカーニがドリブルで左サイドを突破。相手のスライディングによって生まれたセカンドボールをチーロ・インモービレが回収し、ルイス・アルベルトに繋いでペナルティエリア外から強烈なミドルシュートを放ったものの、低くコントロールされた一撃はわずかに枠の左に外れてしまった。

 劣勢が続いたウディネーゼも、32分に左サイドでボールを持ったハッサン・カマラが、フロリアン・トヴァンとのパス交換でポケットに侵入。左足で上げた柔らかいクロスを、サンディ・ロヴリッチが強烈なダイレクトボレーで合わせたが、シュートはGKイヴァン・プロヴェデルに弾かれた。以降はウディネーゼが複数のビッグチャンスを生み出すが、いずれもプロヴェデルのビッグセーブに防がれてしまう。

 スコアレスで突入した後半は、序盤から両者がゴールを奪うオープンな展開に。47分にウディネーゼのトヴァンがDFラインの背後に抜け出し、ボックス内に侵入してマイナスのクロスを供給。カマラがワントラップから左足を振り抜き、ロレンツォ・ルッカが右足でコースを変えて先制点をマークした。

 直後の49分には、左サイドでエルセイド・ヒサイから縦パスを受けたザッカーニが、華麗なターンでDFを振り切り左サイドを突破。深い位置までドリブルで運んで折り返しを送るが、ボールはマーカーに当たってゴールイン。オウンゴールでラツィオがすぐさま試合を振り出しに戻す。

 さらに直後の51分には、ボックス内で浮き球のパスを受けたロヴリッチが鮮やかな切り返しからトヴァンにバックパス。ペナルティエリア手前で待つオイエル・サラガに優しく落とすと、ダイレクトでグランダーのシュートを流し込み、再びウディネーゼがリードを奪った。追いつきたいラツィオは、60分に鎌田大地を投入。リーグ戦では4試合ぶりの出場となっている。

 その後も互いにゴールへと迫ったが、最後まで得点は生まれず試合は終了。ウディネーゼが2−1でラツィオから勝利を収めた。次節は16日に行われ、ラツィオはアウェイでフロジノーネと対戦。ウディネーゼはホームでトリノと対戦する。

【スコア】
ラツィオ 1−2 ウディネーゼ

【得点者】
0−1 47分 ロレンツォ・ルッカ(ウディネーゼ)
1−1 49分 オウンゴール(ラツィオ)
1−2 51分 オイエル・サラガ(ウディネーゼ)

サッカーキング

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