武居由樹戦を控えるモロニーが語った日本人への”リスペクト”と”警戒心”「スタイルや謙虚なアプローチに憧れてきた」「タケイは未知数だ」

2024年3月13日(水)17時55分 ココカラネクスト

モロニーは豪州での試合を望んでいたが、まさにビッグイベントと言える今回の興行に魅力を感じたようだ(C)Getty Images

 来る5月6日、ボクシングWBO世界バンタム級10位の武居由樹(大橋)は、WBO同級王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)とタイトルマッチを行う。スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)vs同級WBC1位ルイス・ネリ(メキシコ)をメインに据えた今回の興行は、舞台が最大収容人数5万5000人を誇る東京ドームとあり、ボクシング界の視線が熱い。

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 この大舞台に向けては、対戦相手の豪戦士も並々ならぬ闘志を燃やしている。現地3月11日、米老舗誌『The RING』によると、33歳のモロニーは「オーストラリアでの戦いを楽しみにしていたが、日本でも試合をしたいと思っていた」と話し始め、「素晴らしい文化と本当に謙虚な戦士たちを有する、偉大な戦いの国だと思う」と敬意を示したという。

 2020年10月には米ラスベガスで井上と対戦し、7回KO負けを喫しているモロニー。「これまで日本のファイターをたくさん見てきたし、彼らのスタイルや謙虚なアプローチに憧れてきた」と続けると、「タケイとの対戦は少し未知数だ」と警戒心を示しながらも、「彼のスタイルや好きなパンチ、動き方を知るには十分なものを見てきた」と自信をにじませている。

 1990年2月のマイク・タイソンvsジェームス・ダグラス(ともに米国)戦以来、34年ぶりとなる東京ドームでのボクシング興行だが、この舞台を「大きなチャンス」として捉えているという豪ボクシング界の名手は、「この大きなショーに参加できるだけでなく、日本のマーケットに自分の存在を少しばかり紹介できるのも楽しみだ」とコメント。その後も次のように意気込みを語っていた。

「日本にはちょっとしたファンベースがあり、イノウエ戦の後、日本のファンからいいサポートを受けた。ただ、向こうでいいパフォーマンスを見せ、無敗のタケイを倒したい。見事な2度目の防衛を果たし、日本のファンベースを少しでも広げたい。大規模なショーが開催され、軽量級の選手たちにも敬意が払われているというのは、素晴らしいことだ」

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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