第1戦黒星のトッテナムがEL準々決勝へ“逆転突破”! 毎熊晟矢先発のAZを2戦合計3-2で下す
2025年3月14日(金)7時15分 サッカーキング
ELラウンド16を突破したトッテナム [写真]=Getty Images
リーグフェーズで3勝2分3敗を記録し、勝ち点「11」の19位でプレーオフに進んだAZ。ガラタサライとの大一番を制してラウンド16進出を決めた同クラブは、ホーム開催のファーストレグで1−0の先勝を収めた。運命の第2戦はトッテナムの本拠地『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』でキックオフ。AZに所属するDF毎熊晟矢は右サイドバックとして先発出場を飾った。
試合は立ち上がりからトッテナムがボールを支配するが、互いに大きなチャンスを作れないまま時間が経過。そんななか、26分にホームチームが2本目のシュートで均衡を破る。AZのポゼッションでミスが生まれると、敵陣左サイドでプレスをかけたソン・フンミンがパスをカット。ボックス内に流れたこぼれ球をドミニク・ソランケが拾い、ゴール前に走り込んできたウィルソン・オドベールにラストパスを出す。ワンタッチで確実にネットを揺らしてトッテナムが先制した。
その後、リードを奪ったトッテナムが攻勢を強めてAZを圧倒。だが、先制点を挙げた26分から7本のシュートを放ったものの、前半終了時点で枠内シュートは2本に留まった。一方、45分間で2本のシュートを記録したAZは枠内数が0本。劣勢のなかでハーフタイムに突入する。
すると、後半開始早々の48分にトッテナムがリードを広げる。中盤右サイドで囲い込むようにボールを奪い、オドベールがドリブルで運んでカウンターに移行。中央に切り込みながらジェームズ・マディソンへと短く繋ぎ、ペナルティエリア内左のソン・フンミンにパスを出す。右足に持ち替えてリターンを送ると、マディソンが冷静に右足を一振り。鮮やかな攻撃でトッテナムが追加点をマークした。
対するAZも63分、自陣ボックス内でのボール奪取からウーター・ゴースが前線にロングパスを供給。トロイ・パロットが体を張ってボールをキープし、遅れて駆け上がってきたペール・コープマイネルスへと横パスを出す。一度はインターセプトされたものの、相手のミスを逃さずコープマイネルスが即時奪回。右足で豪快に枠へと突き刺し、2戦合計スコアで追いついた。
それでも74分にトッテナムが大きな3点目をゲット。左サイドでボールを受けたソン・フンミンが、自身の背後を駆け上がるジェド・スペンスにパスを出す。ダイレクトで入れた折り返しをソランケがヒールで触れ、ファーへ流れたボールにオドベールが反応。フリーで押し込んで再度先行した。
毎熊は80分に交代となり、そのまま試合は3−1で終了。第1戦を落としていたトッテナムが2戦合計3−2でラウンド16を逆転突破した。準々決勝・ファーストレグは来月10日に行われる。
【スコア】
トッテナム 3−1(2戦合計:3−2) AZ
【得点者】
1−0 26分 ウィルソン・オドベール(トッテナム)
2−0 48分 ジェームズ・マディソン(トッテナム)
2−1 63分 ペール・コープマイネルス(AZ)
3−1 74分 ウィルソン・オドベール(トッテナム)
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