IBFフライ級王座に挑む矢吹正道 寺地と阿久井の統一戦に「2人の覚悟が...自分にも必要なもの」

2025年3月14日(金)18時58分 スポーツニッポン

 ボクシングイベント「3150×LUSHBOMU vol.4&5」(29、30日の2日間、愛知県国際展示場)を無料生中継するABEMAの公式YouTubeチャンネル「ABEMAボクシング」が14日、更新され、IBF世界ライトフライ級王者の矢吹正道(32=LUSH緑)が出演した。

 企画内容は29日のメインイベント、IBF世界フライ級タイトルマッチで王者アンヘル・アヤラ(メキシコ)に挑む矢吹が13日に実施されたフライ級のWBC&WBA王座統一戦、WBOタイトルマッチを観戦するというもの。

 統一戦に臨んだ2人と矢吹は対戦している。寺地拳四朗(BMB)とは2度。21年9月のWBC世界ライトフライ級タイトルマッチで王者の寺地に10回TKOで勝ちベルトを奪い、翌22年3月のダイレクトリマッチに3回KOで敗れた。ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)には18年4月にフライ級8回戦で初回TKO負けを喫した。

 統一戦は寺地が12回TKO勝利でベルト2本をまとめた。試合終了の瞬間、矢吹は「マジで……え〜っ」と言葉を失った。そして「こんなに接戦になるとは思わなかった。面白い。ハイレベルな試合でした。2人の覚悟のようなものが(見えた)。自分にも必要なものだと思います」と大いに刺激された様子だった。試合展開について「(ユーリ阿久井は)メチャクチャ良かった。前半から中盤とユーリ選手が(ポイントを)取っていると思う。後半は拳四朗選手が追い上げた」「超ハイペースでユーリ選手はスタミナを使った。拳四朗選手のスタミナが凄い」などと印象を語った。

 また、自身がIBF世界ライトフライ級王座を獲得後に対戦を希望する相手として名前を挙げたWBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米国、帝拳)が京口紘人(ワタナベ)を判定で退けた試合について「京口選手はうまく戦っていたが、オラスクアガ選手はいろいろ引き出しがある」と対応力の違いを見せたことを指摘した。

 フライ級の世界主要4団体ベルトがからむ試合が集中した今月の最後、矢吹は29日にIBF王座へ挑戦する。「自分もフライ級のチャンピオンになって盛り上げたい」と意気込みを新たにした。

スポーツニッポン

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