MLB最高の守備職人はブルージェイズ・ヒメネスとメッツ・リンドア 二塁&遊撃で難しい打球を華麗に処理
2025年3月15日(土)8時2分 スポーツニッポン
大リーグ公式サイトが14日(日本時間15日)、選手アンケートによるリーグで最も守備が優れた選手を発表。ブルージェイズのアンドレス・ヒメネス二塁手(26)とメッツのフランシスコ・リンドア遊撃手(31)が1位だった。
ヒメネスは昨季MLBトップの+21 Outs Above Average(OAA)を記録。OAAは野手が平均と比べてどれだけ多くのアウトを生み出したかを測る指標で、OAAが高い選手ほど、難しい打球をアウトにする能力が高い。2022年にレギュラーに定着して以来のOAAは+52で、この期間中のMLB全選手の中で2位となっている。
さらに2023年には、二塁手として史上初のプラチナ・グラブ賞(リーグ最高の守備選手に贈られる賞)を受賞した。「彼はどの内野ポジションでもエリートになれる選手。ただ二塁手だから過小評価されている気がする」とあるナ・リーグの先発投手は証言する。
リンドアはスタットキャストがOAAの記録を発表し始めた2016年以降、通算OAAが+137で、他の誰も及ばない圧倒的な数字。長年にわたる卓越した守備力を示している。「彼のショートの守備は素晴らしい。普通の選手なら届かないような打球にも追いつく」と、あるナ・リーグの一塁手。
その最大の要因は、卓越した守備範囲にある。特に、バックハンド側への守備範囲はMLBトップ。昨シーズン、リンドアはバックハンドで処理した打球で+17 OAAを記録し、MLB全選手中で最高の数値を誇った。
3位はロイヤルズのボビー・ウィット遊撃手、4位はジャイアンツのマット・チャプマン三塁手、5位はジャイアンツのパトリック・ベイリー捕手となっている。