「MLB行き“確実”は誇張ではない」ドジャースを圧倒した才木浩人に賛辞止まず MLBスカウトの反応も紹介「“観察”する段階は終わった」
2025年3月17日(月)6時30分 ココカラネクスト

才木の圧巻投球に米スカウトたちも見ほれたようだ(C)Getty Images
3月16日、MLB開幕シリーズプレシーズンゲーム2日目で阪神とドジャースが対戦。阪神が昨季の世界王者を無失点に抑え3-0で勝利し、前日のカブス戦に続いてメジャー球団を相手に連勝を飾った。
【動画】大谷翔平との真っ向勝負で圧倒! 阪神・才木の快投シーンをチェック
この日、満員の東京ドームを沸かせたのは、阪神先発の才木浩人だった。ドジャース打線に対し5回を投げ被安打1、7つの三振を奪い無失点に抑える堂々たるピッチングを展開した。中でも、大きな見せ場は試合開始直後に訪れている。初回、ドジャース先頭の大谷翔平との対戦だ。
2年前、「日本代表」のユニフォームを着た大谷に手痛い一発を浴びたことは才木本人のみならず、多くの野球ファンの脳裏にも刻まれている。“リベンジ”の機会を迎えて右腕はここで真っ向勝負に挑んだ。150キロ超えの速球で追い込むと、2-2から最後は落差の大きいフォークで空振りの三振を奪い、借りを返す結果となった。
続く大谷の第2打席での対戦でも力で押し続け、凡フライに仕留めている。そして、その後も速球、変化球のコンビネーションが冴えわたり、フレディ・フリーマンやテオスカー・ヘルナンデスといった強打者からも三振を記録、まさにスター軍団を手玉にとっていた。
迫力のあるピッチングを披露した才木のパフォーマンスには、海の向こうでも大きな反響が上がっている。米メディア『Essentially Sports』がドジャースを相手にみせた才木の快投をレポート。試合後、同メディアは「ヒロト・サイキが世界にその名を轟かせた。しかも、これ以上ないほど鮮烈に。東京ドームの輝く照明の下、26歳の右腕は単にドジャースと対戦しただけではない。圧倒したのだ」などと賛辞を並べている。
トピックでは、「豪速球と多彩な変化球を兼ね備えたサイキは、まさに本物だった」などと圧巻投球の印象が綴られており、さらに将来的なメジャー移籍の可能性にも同メディアは言及。「『MLB行き確実』これはただの誇張ではなく、現実になろうとしている未来の予測だ。サイキのピッチングを見たファンは確信している」と指摘する。
加えて、「打席に立つ者たちは次々と沈黙し、奪三振が増えるたびに観客の興奮は高まった。そして6つ目の三振を奪った時、MLBのスカウトたちは“観察”する段階を終え、具体的な評価をメモに書き始めていた」として、米球界関係者の反応なども伝えている。
東京ドームのマウンドで、才木はシーズン開幕を控えるドジャースの強力打線を翻弄した。米メディアの予想にもあるように、この試合のような投球がメジャーの舞台で再現される日も、そう遠くはないのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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