今季初のアンダーパーでようやく“開幕”の佐藤心結 初イーグルに「あけましておめでとうございます」 

2024年3月16日(土)10時0分 ALBA Net

「69」の9位タイで初日を終えた佐藤心結(撮影:佐々木啓)

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<Vポイント×ENEOSゴルフトーナメント 初日◇15日◇鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県)◇6456ヤード・パー72>

プロゴルファーにとってアンダーパーに勝る良薬はない。開幕から2試合連続で予選落ちしていたプロ3年目の佐藤心結が、13番パー5でイーグルをマークするなど「69」で回り、首位と4打差の9位タイで初日を気持ち良く滑り出した。今季初イーグルは残り226ヤードを3番ウッドで2オンに成功し、3メートルを沈めた。


「今季最初のイーグルだったので、あけましておめでとうございますという言葉がキャディさんと出た。アンダーでも回れたし、うれしかった。ようやく開幕ですね」

今季は国内開幕戦の前週に開催された台湾ツアーが初戦となった。試合勘を取り戻すことが大きなテーマだったが、強い風のなかでのプレーにスイングバランスを崩してしまった。

「力んでいました。今週はバランスを重視して、素振りをしているような感じで振っています」

高知で行われた前週の予選ラウンドはツアー通算50勝の不動裕理、同23勝の横峯さくらと同組でプレーした。「お二人は常にプレーのテンポが変わらない。勝ち方を知っている。すべてが勉強になりました」。特等席から二人のプレーを見た20歳の結論は「私はまだ技術が足りない」。貴重な勉強会もこの日のスコアにつながった。

初優勝を目指すシーズン。「自分たちが一番下の世代だと思っていたら、もう2学年下のプロがいる。早いですね」。アマチュア時代の一度も含めて二度の2位が自己最高。まずは3度目の正直で予選を突破し、今年こそは殻を破りたい。(文・臼杵孝志)


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