開幕ローテ入りを目指す小笠原慎之介 次回メッツ戦がラストチャンスと現地報道 指揮官からは期待の声も 「マイナーで良い調整ができた」
2025年3月18日(火)12時19分 ココカラネクスト

開幕ローテ入りに向けて小笠原はアピールできるか(C)Getty Images
MLB新シーズンを前に多くの日本人選手の動向が注目される中、ナショナルズの小笠原慎之介の開幕ローテ争いの行方について、現地メディアが報じている。
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ナショナルズ、オリオールズの試合中継を手掛ける放送局『masn』が3月16日、ナショナルズのデーブ・マルティネス監督のコメントなどを伝えている。同メディアによると、小笠原は15日の土曜日にマイナーのゲームに出場しており、その内容として、「53球を投じ、5イニングを消化。クラブ関係者によると、グレープフルーツリーグでの4度の登板に比べ、内容が改善されていたという」とレポート。
その上で、3月20日木曜日に予定されているメッツ戦で、オープン戦最後の登板機会が与えられると説明。先発ローテ5番手の座をミッチェル・パーカーと争っているとして、「フロリダでの登板機会は両者ともあと1回。現時点ではパーカーが一歩リードしているが、ナショナルズは木曜日のメッツ戦を小笠原に任せ、今回はパーカーをマイナー戦で投げさせることを決めた」と綴っている。
ここまで、オープン戦初登板から通算防御率7.56を記録するなど、厳しい結果となっている小笠原だが、マイナー戦での好投により最後にメジャー打者を相手に投げるチャンスを手繰り寄せた。チームを率いるマルティネス監督コメントとして、「シンノはマイナーでいい調整ができた。だからこそ、メジャーの試合で投げるところを見たい」との意向も紹介されており、日本人左腕のローテ入りは次回登板の結果により判断が下されることになるようだ。
またトピック内では、パーカーのここまでの内容について、「グレープフルーツリーグ4試合(うち2試合は先発)で防御率3.65、WHIP1.216と安定している」と評しており、ライバルが好成績を残しているため、「オガサワラが開幕ローテ入りを勝ち取るには、この最終登板でこれまで以上のアピールが求められる」と見通している。
中日からポスティングで海を渡り、1年目のシーズンで念願の開幕ローテーション入りを果たせるか。小笠原にとってオープン戦最後のアピールの場は強打者が並ぶメッツ戦でのマウンド。どんなピッチングが見られるか、大きな注目が集まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]