MotoGP:予選日は苦戦の中上、FP4では初のハードタイヤで「グリップを逃してしまった」

2018年3月18日(日)14時54分 AUTOSPORT web

 ロサイル・インターナショナル・サーキットで最高峰クラス正式デビューを飾ったLCRホンダ・イデミツの中上貴晶。初の予選セッションは、フリー走行4回目の転倒が響き、8列目から決勝レースをスタートする。


 初日のフリー走行で徐々にタイムを伸ばしていった中上だが、2日目のフリー走行3回目は1分57秒688で24番手と苦戦した。


 迎えた予選前のフリー走行4回目、中上は15コーナーで最初の転倒を喫した。これでリズムが狂ったのか、予選Q1は1分56秒401で23番手に。中上はMotoGPデビューレースを23番グリッドからスタートすることになる。


 予選を終えた中上は「厳しい1日となりました」とコメント。予選はスペアマシンで挑んだが、マシンにトラブルを抱えていたようだ。


「フリー走行4回目でターン15の高速コーナーで転倒がありました。その時は、初めてハードオプションのタイヤをフロントに使用したのですが、(フィーリングの違いで)グリップを逃してしまいました。体は大丈夫です」


「(予選では)2号車に乗り換えなければならなかったのですが、リアでちょっとした電子制御の不具合を抱えてしまい、自分が思うような一日となりませんでした」


 明日はいよいよ決勝レースを迎える。最後に中上は「(決勝での)目標に関しては、最初のレースなのでトップグループがどれだけのペースで走るのかわかりません。(明日は)長いレースになると思いますが、まずは良いスタートを切って、良い結果を出すために全力を尽くします」と決勝への展望を語った。


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