WEC:マクラーレン育成のニック・デ・フリース、母国チームからLMP2デビュー決定

2018年3月20日(火)6時30分 AUTOSPORT web

 2018/19年の“スーパーシーズン”からWEC世界耐久選手権のLMP2クラスに参戦するレーシングチーム・ネダーランドは、マクラーレンのヤング・ドライバー・プログラムに所属するニック・デ・フリースを、第3戦シルバーストンから起用すると発表した。


 2017年シーズン、ラパックスからFIA F2に初参戦したデ・フリースは、第6戦モナコのレース2でF2初優勝を飾った若手オランダ人ドライバー。今季はプレマ・セオドールレーシングに移籍し、引き続きF2に参戦する。


 そんなデ・フリースを2018/19年シーズン途中から、ヤン・ラマースの後任として起用するとアナウンスしたレーシングチーム・ネダーランドは今季、ELMSヨーロピアン・ルマン・シリーズからWECにステップアップを果たす“オール・オランダ”チームだ。


 オーナー兼ドライバーのフリッツ・バン・イアード、元F1ドライバーのギド・バン・デル・ガルデ、そして、同じく元F1ドライバーで1988年のル・マン優勝者でもあるラマースという3名のオランダ人ドライバーを擁してWECに挑むチームは、昨年末から今年1月にかけて、複数回に分けて参戦体制を明らかにしてきた。


 そのなかで現在61歳、“大ベテラン”といえるラマースに関しては、ル・マン後に行われるシリーズ戦に出場するかは不透明とされ、ラマース自身、参戦発表時に「(24回目の出場となる2018ル・マン24時間の後に)後継者となる若くて速いドライバーが現れれば、僕はチームの結果のために身を引くつもりだ」と語っていた。


 ラマースのあとを継ぐ形でチームに加入するデ・フリースは、第3戦シルバーストンでWECデビューを果たし、続く第4戦富士を含むWECスーパーシーズンを、バン・イアード、ヴァン・デル・ガルデとともに戦っていく予定だ。




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