森保一監督 試合後は一睡もできず「平常心で臨んでいたかなと思っていたが...」 円陣では原点を再確認
2025年3月21日(金)16時52分 スポーツニッポン
サッカー日本代表の森保一監督(56)が21日、千葉市内の高円宮記念JFA夢フィールドで会見に臨み、感謝と喜びを口にした。前日20日に行われた26年W杯北中米大会アジア最終予選でバーレーンを下し、史上最速で8大会連続8度目のW杯出場を決めた日本代表。指揮官は試合後は一睡もできなかったことを明かした。
史上最速でのW杯切符をつかんだ前夜。試合を終えた宿舎へと戻った指揮官はスタッフとともにささやかな祝勝会を兼ねた遅めの夕食をとり、部屋へと戻った。朝に情報番組出演が決まっていたため、睡眠をとろうと思ったが、意思に反して眠気はやってこなかった。「寝ようと思ったんですが…。平常心で試合に臨んでいたかなとは、自分自身思っていたんですが、興奮していて、一睡もしておらず、朝の番組に出させていただきました」。常に冷静な指揮官も、神経を高ぶらせて試合に臨んでいた。
試合後のミーティングでは「選手スタッフの頑張りを称えながら、でも我々が活動できているのは、いろんな方々の支援、応援。サポーターの皆さんの共闘、応援があっての我々だという話をさせてもらいました」と自分たちの原点を確認した。
22年のW杯カタール大会ではグループリーグで格上のドイツ、スペインを破り、決勝トーナメントに進出。目標を8強から優勝に昇華した第2次政権では58選手を招集し、選手層に厚みを求めた。世界の頂点を目指す、今後もその方針は変わらない。26年6月11日に開幕する史上初の3カ国共催W杯に向けて、着実に歩みを進めていく。