「お世話になったのはやっぱり一平さん」――単なる通訳ではなく“盟友”だった 信頼を寄せていた大谷翔平に影響は?

2024年3月22日(金)5時30分 ココカラネクスト

大谷を陰で支えてきた水原氏。二人の蜜月の関係は誰もが知るところであった。(C)Getty Images

 衝撃的なニュースに戸惑いの声が噴出した。大谷翔平の専属通訳を務めていた水原一平氏がドジャースから解雇された問題だ。

 国内外の野球ファンのみならず、世間一般にとっても大きな関心事となった。水原氏の解雇を伝えた米スポーツ専門局『ESPN』は、大谷の口座から違法ブックメーカーへの電子送金額が「少なくとも450万ドル(約6億8000万円)である」と報道。問題の資金流出が米連邦捜査局(FBI)の捜査により判明したと伝えている。

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 すでに大谷の弁護士が所属するバーク・ブレトラー法律事務所の広報担当者は「我々はショウヘイ・オオタニが大規模な窃盗の被害者であることを分かり、我々はこの問題を当局に引き渡している」と声明を発表。ドジャースの対応を含め、騒動からの幕引きを図っている。

 球史を動かした二刀流スターにとっては単なる通訳ではなく“盟友”と言える存在だった。日本ハム時代から関係を持った水原氏は、2018年に大谷がエンゼルスに移籍すると「専属通訳」として契約。食事や交渉などありとあらゆる面を手厚くサポートし、偉才の進化を間近で見守ってきた。

 かく言う大谷も水原氏への信頼を公言し、関係性の深さを感じさせてきた。二刀流での真価を発揮し、アメリカン・リーグMVPに輝いた21年のシーズン終了後に行われた記者会見では、「支えになった人は?」という問いに、こう答えていた。

「一番お世話になったのはやっぱり一平さん。通訳として1年間一緒にやってきましたし、グラウンドのレベルで、同じフィールドの上でやってきたので、私生活も含めて本当にお世話になりました」

 まさに“黒子役”として偉才を支え、二刀流の快進撃に尽力してきた水原氏。関係者がこぞって評価する名通訳ぶりと気さくなキャラクターで愛されていた同氏の解雇には衝撃が広まっており、選手やチームへの影響も心配される。

 大谷自身は21日に行われたパドレスとの開幕シリーズ第2戦に出場して5打数1安打、1打点と活躍。あわやホームランという大飛球を放つなど少なくない見せ場を作り、騒動の影響を感じさせないパフォーマンスを披露したが、胸中が穏やかでなかったのは想像に難くない。さらに信頼を置いていた専属通訳を失った様々な影響が徐々に出てくる可能性もある。

 いずれにしても、今後に明るみになるであろう詳報は注目を集めるのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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