中日・細川成也「本当に和田さんと出会えて良かったな」 DeNA最終年には「クビの電話を待っていた」

2025年3月24日(月)19時58分 スポーツニッポン

 NHK BS「球辞苑〜プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち〜」(日曜後9・00)が23日に放送され、中日の細川成也外野手(26)がVTR出演。人生を変えてくれた恩師に深く感謝した。

 今回のテーマは「移籍」。西武の元エースで引退後に監督、GMを歴任した渡辺久信氏(59)、元メジャーリーガーでオリックス2軍監督も経験した田口壮氏(55)、昨季まで中日で打撃コーチを務めていた和田一浩氏(52)、タレントの伊集院光(57)、MLB評論家のAKI猪瀬氏(54)とそうそうたるメンバーが集まった。

 そのなかでインタビューに応じた細川。新天地・中日で一気に才能が開花し、今春には侍ジャパン入りまで果たすなど現役ドラフト組の成功者として知られる。

 DeNAでは6年間で計6本だった本塁打数が、中日移籍後は2年間で計47本。その背景にはこの日の番組にも出演していた和田氏との出会いがあった。

 「人との出会いが僕の中では一番大事だったのかな」。現役ドラフトでの移籍を最大のチャンスと捉えて新天地・中日へ。そこで出会ったのが打撃コーチをしていた和田氏だった。

 「和田さんや(当時監督だった)立浪(和義)さん、中日の関係者の方々からいろいろ教えていただきましたし、和田さんに本当に根気強く教えていただいて。横浜の時のフォームと今のフォーム全然違うと思いますし。本当に全く変えたので。足をしっかり上げて早めに始動してタイミングを取るっていうのは結構一番に変えましたね。どうやったらボールがよく見えるかっていうことを意識しながらやりましたし」

 和田打撃コーチから教えてもらったのは、スイングの際に右手で押す動きを左手で引く動きに変えるイメージ。「こんな感じもあるんだ…」「打球も良かった」と手応えを感じて結果につなげ「本当に和田さんと出会えて良かったなと思ってます」と感謝した。

 打撃フォームを大きく変えることについての不安は「全くなかった」そうで「今まで横浜でダメでしたし、正直、横浜の最終年はクビの電話待ってましたし。中身を全部ゼロにしてこっちに来れたのでそれが一番良かったのかな」と振り返った。

 また、「和田さんと立浪さんが、僕が入った1年目に“いくら三振してもいいから自分のスイング、今やってることをやってくれ”っていうふうに言われたので。なかなかなかったので、そういう感じで言われることは。ちょっと気持ちが楽になったというか。いい形で打席に入れた」とも。指導者の声かけによるメンタルの違いも成功の秘密だったと明かしていた。

 

スポーツニッポン

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