吉田優利の優勝を支えたのは、軟鉄鍛造の人気アイアン!? 人気の秘密はソールにあり
2025年3月25日(火)10時0分 ALBA Net
軟鉄鍛造アイアン『241CB』を使用
前週の「Vポイント×SMBCレディス」において、トータル13アンダーで2年ぶりの勝利を挙げた吉田優利。その切れ味鋭いアイアンショットを支えたのは、彼女もゾッコンの軟鉄鍛造アイアンだった。
吉田は5I〜PWでブリヂストンのヒットモデルと言える軟鉄鍛造アイアン、『241CB』を使用。昨シーズンの途中に20球打っただけで、すぐに替えたという代物だ。
「前のような打感を残しながら進化している感じ。突っかかるのではなく、地面をうまく滑ってくれる。抜けが良くなった。(米国の芝は)スッと抜けてほしいですよね」と吉田自身は絶賛する。
『241CB』のどこに惚れ込んだのか。ブリヂストンのツアー担当に聞いてみた。
「いきなり打って、球が目標へ飛んだ点を気に入ったと思います。ポイントは球の上がりやすさ。米国のハードなセッティングだと、高さが出てスピンが入るのがポイントです」(ブリヂストンのツアー担当)
高さとスピンを確保できる秘密は、やはりソールにあるという。
「リーティングエッジが丸く、バンスまでなだらかな曲線を描きます。なので、ヘッドが刺さらず抜けてくれる。ボールが沈む洋芝でも、思った通りの球が出たのでしょう。今回優勝した日本の硬く薄い芝でも対応がしやすい。ヘッドの前部分が抜けて上手く球を拾えます。彼女はしっかりバンスを当てて打つタイプなので、使いやすいのだと思います」(ツアー担当)
シャフトは『KBS ツアー90S』を採用。「プロ入りからずっと使用しています。基本的にしっかり目でハードなシャフトですね。ステップがなく、スチール特有のブルブルな感じより、どちらかとカーボンのようなしなりで打てます。元からしなってくれるので方向性も安定します」(ツアー担当)
切れ味鋭いセカンドショットを武器に、吉田が米ツアーで初勝利をつかむ姿を早く見たいところだ。
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