MOTUL AUTECH GT-Rが最速タイムでセッション4を終える。スーパーGT富士公式テスト2日目午後

2021年3月28日(日)15時28分 AUTOSPORT web

 スーパーGT富士公式テストは3月28日、14時から午後のセッション4が実施された。時折雨が降るコンディションのなか、MOTUL AUTECH GT-Rがトップタイムをマークして開幕戦を前にした最後のテストセッションを締めくくった。2番手にRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GT、3番手にModulo NSX-GTが続いている。GT300クラスはディフェンディングチャンピオンのリアライズ日産自動車大学校 GT-Rがトップタイムを記録した。


 気温14.9度、路面温度18度、湿度62.1というコンディションとなった28日14時の富士スピードウェイ。26日時点の予報からセッション4はウエットコンディションになることが予想されたため、当初の120分の予定から短縮され、60分間と短いセッションとなった。


 天候は曇り、路面はドライコンディションということもあり、各車ドライタイヤでコースイン。しかし、開始から8分が経過したところで、ダンロップコーナー方向から雨が降り始める。その直後、トヨペット100Rコーナーを走行中のRUNUP RIVAUX GT-Rの青木孝行がコースオフを喫したこともあり、赤旗が掲示され、セッションは中断された。


 青木のRUNUP RIVAUX GT-Rはスポンジバリアとの接触を回避できたため、ダメージを受けることなく自走でピットまで戻っている。5分間の赤旗中断を経てセッションは再開されると徐々に雨脚は弱まりをみせた。


 セッションも後半に差し掛かったところで、リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rと、GAINER TANAX with IMPUL GT-RがTGRコーナーで接触するアクシデントはあったが、車両への大きなダメージはなく、その後は2台とも周回を重ねている。


 GT500クラスは中盤にMOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが1分28秒397を記録してトップに浮上。その後もクインタレッリのタイムを上回る車両は現れず、MOTUL AUTECH GT-Rが前日のセッション1に続いてトップタイムをマークして、開幕前最後の公式テストセッションを締めくくった。


 2番手には午前のセッション3で最速タイムを記録したRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GT、3番手にModulo NSX-GTが、4番手にAstemo NSX-GTが、5番手にトヨタGRスープラ勢トップのau TOM’S GR Supraが続いた。


 GT300クラスは平良響の乗るK-tunes RC F GT3が1分37秒135を記録。そのままK-tunes RC F GT3がトップでチェッカーかと思われたなか、ディフェンディングチャンピオンのリアライズ日産自動車大学校 GT-Rのステアリングを握るジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが1分37秒128を記録してトップに浮上した。


 2番手にはK-tunes RC F GT3が、3番手には埼玉トヨペットGB GR Supra GTが続いた。4番手はRUNUP RIVAUX GT-R、5番手はJLOC ランボルギーニ GT3となり、トップ5台中4台がFIA-GT3車両となった。


 なお、午前のセッション3終盤にマシンを止めてしまったKeePer TOM’S GR Supraはコースインすることなく、セッション4を終えている。


 2021年シーズンのスーパーGT、待望の第1戦『たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE』は、4月10〜11日に岡山国際サーキットで開催される。両クラスともに、どのマシンが2年ぶりの岡山の戦いを制するのだろうか。

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