ミル、開幕3戦連続の予選Q2進出。マリーニ「雨での感触は良好」/第3戦アメリカズGP 初日

2025年3月29日(土)11時55分 AUTOSPORT web


 3月28日、2025年MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGPクラスの初日のプラクティスがサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、ホンダHRCカストロールのジョアン・ミルは9番手、ルカ・マリーニは15番手となった。



 テキサス州オースティンでは夜中に雨が降り、水浸しの路面で大会初日を迎えた第3戦アメリカズGP。午前のフリー走行1回目の開始時にも小雨が降り続き、レインウエアを来たライダーの姿も見られた。


 このセッションでは、ミルとマリーニの両者が前後ソフトのウエットタイヤを装着。前半の走行では2台で連なって走行し、ペースをビルドアップしていく。時間の経過とともに路面はやや改善を見せたが、それでもセッション終盤までリヤタイヤからは水しぶきが上がる状況。この難しいコンディションのなかで、ミルが2分14秒257のタイムで11番手、マリーニが2分14秒277で12番手につけた。


 続く午後のプラクティスは、レコードラインがところどころ視認できるダンプコンディションで始まり、各車ウエットタイヤでコースイン。その後、走行を重ねるにしたがって路面はドライアップし、予選Q2へのダイレクト進出を懸けたスリックタイヤでのアタック合戦が始まる。


 最終盤、ミルが前周より約1秒タイムを縮めて2分04秒342をマークし、9番手で開幕3戦連続となる予選Q2進出を決めた。マリーニは最終アタックでフロントのグリップを失いかけ、2分04秒964のタイムにとどまり15番手で終えたが、自己ベストが出なかったセクターでのロスは約0.3秒で、上手くラップをまとめていれば11番手から12番手を狙えていたかと思われる。予選Q1突破が見えるペースをもつマリーニが、そのまま予選Q2への切符をつかむことができるか注目したい。


ジョアン・ミル(FP1:11番手、プラクティス:9番手)


「今日は僕たちにとって良い1日となった。ウエット、ミックスコンディション、そしてドライコンディションでも力を発揮できた。特にこのようなコンディションでは、いつコンディションが悪化するかわからないので、最初からプッシュする必要があるが、僕たちは速く走り、毎回改善することができた」


「明日もコンディションが改善し続ければ、バイクからさらに余裕を引き出すことができる。今年は良いスタートを切り、さまざまなトラックでポジションを維持できている。これは良い第一歩だ。明日は予選から最大限の力を引き出して、スプリントと日曜日で混戦に加わる必要がある」



ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)/2025MotoGP第3戦アメリカズGP 初日

ルカ・マリーニ(FP1:12番手、プラクティス:15番手)


「雨のなかでのマシンのフィーリングは良かった。ここの新しい路面はまだ馴染んでいないので、ストレートではスピンが少しあったが、雨が止むと改善された。バンプとグリップにおいてマシンは良い仕事をしてくれたので、その点には満足しなければならない」


「スリックタイヤでは、温度を上げるのに苦労して時間を無駄にしたので、少し早めにスタートしすぎたと思う。結局、最終ラップでフロントを失いそうになったので、トップ10にもう少し近づけたかもしれない」


「Q1はいつものように接戦になるだろう。特に(ヨハン・)ザルコ(カストロール・ホンダLCR)と(ブラッド・)ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)がいるとなおさらだ」



ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)/2025MotoGP第3戦アメリカズGP 初日


ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)/2025MotoGP第3戦アメリカズGP 初日


ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)/2025MotoGP第3戦アメリカズGP 初日

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