メルセデス・ベンツ、クラス唯一の専用フロントマスクを採用した『E300エクスクルーシブ』を追加設定

2024年3月30日(土)8時0分 AUTOSPORT web

 世界で累計1600万台以上の販売台数を誇るメルセデス・ベンツの中核をなすモデルであり、プレミアムセダンの指標としてセグメントを牽引する新型『Eクラス』のセダン/ステーションワゴンの双方に、唯一のエクスクルーシブラインを採用した独自マスクの“E300 Exclusive(エクスクルーシブ)”が登場。3月22日より発売が開始されている。


 千葉市の幕張メッセで開催された世界最大級のカスタムカーショー『東京オートサロン2024』の会場で日本市場への導入が発表された新型『Eクラス』だが、マイルドハイブリッドのISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)などで全モデル電動化が達成されたうえで、今回はガソリン仕様の204PS(150kW)/320Nmの2.0リッター直列4気筒直噴ターボ“E200”と、システム出力312PS(230kW)のプラグインハイブリッド(PHEV)である“E350eスポーツ・エディション・スター”の間を埋める新たなグレードが追加された。


 このE300はエンジン単体で258PS(190kW)、400Nmを発生する新型の2リッター直列4気筒直噴ターボの『M254』を搭載。エンジンとトランスミッションの間に配置されるISGにより、短時間ながら最大23PS(17kW)、205Nmの電動ブーストが可能となる。


 従来のエクステリアでは、立体的な3Dデザインを描くフロントグリル中央でスリーポインテッドスターが一体化したスポーティなマスク(オプション設定のAMGラインパッケージで選択可能)とされていたが、この“E300エクスクルーシブ”では現行モデル唯一となる”エクスクルーシブライン”のデザインを採用。ボンネットに移されたスリーポインテッドスターのマスコットと3本のルーバーを備えたグリルが、往年の“エレガンス”を感じさせる。


 またサイドライトの機能を拡張し、夜間や夕暮れなどでラジエーターグリルが白く光るイルミネーテッドラジエーターグリルも標準装備。細いガラス繊維1000本以上で構成される上下2本のファイバーバンドルにより個性的な表情を演出する。


 さらに機能面でも最高峰の装備が搭載され、片側で100万以上のエリアに分割可能な光を照射するウルトラハイビーム付きのDIGITALライトは“路面描画機能による車線逸脱警告”として、夜間走行時に車線を逸脱しそうになった場合にヘッドライトが車両前方の路面に絵(矢印)を投射することでドライバーに警告する日本初の機能が標準装備となっている。


 一方のインテリアでも、助手席一体型のディスプレイ“MBUXスーパースクリーン”やサードパーティ製アプリをインストール可能とした第3世代のMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザーエクスペリエンス)に進化を遂げ、各種のパーソナライゼーションやiPhoneに対応したデジタルキーの設定が可能に。


 従来のミラーリングではなく直接アプリのインストールを可能とした新たなオペレーティングシステムは、現時点で主要音楽ストリーミング配信サービス(Spotify、Amazon Music、Apple Music)を皮切りに、SNSのTikTokやWebex、Zoomなどのビデオ会議機能にも対応し、今後も使用可能な対応アプリの拡大が予定される。

この”E300″はエンジン単体で258PS(190kW)、400Nmを発生する新型の2.0リッター直列4気筒直噴ターボの『M254』を搭載
ボンネットに移されたスリーポインテッドスターのマスコットと3本のルーバーを備えたグリルが、往年の”エレガンス”を感じさせる


■高い快適性を実現する“AIRMATIC”を標準装備


 これらの機能を活用すべくダッシュボード上には新採用のセルフィー&ビデオカメラ(オプション設定のデジタルインテリアパッケージに内包)も搭載され、停車した状態であればオンラインのビデオ会議に参加したり、自分の写真や動画を撮影するなど、まったく新しい視点で独特な画像や動画を撮影することが可能となっている。


 こうして数多くの機能が標準装備される“E300エクスクルーシブ”は、前席のエアアウトレットを望ましい送風シナリオに合わせて車両が調整する“デジタルベントコントロール”も標準に。さらに「乗る人がよく使う快適システムを覚えられるクルマ」を実現するべく学習機能のルーティンも採用され、標準ルーティンのテンプレートが用意されたうえでユーザーが独自のルーティンを作成することも可能とされる。


 乗員は複数の機能や条件をリンクさせることができ、例えば「車内温度が12度以下ならシートヒーターのスイッチを入れ、アンビエントライトをウォームオレンジに設定する」などのリンク付けが行えるなど、車両のパーソナライゼーションもより進化を遂げている。


 そんな快適な車内を支える脚元では、連続可変ダンピングシステムのADS+とエアサスペンションを組み合わせた“AIRMATIC”を標準装備し、セルフレベリング機構は乗員や荷物の重さに関係なく地上高を一定に保ちつつ、必要に応じて変化させることで高い快適性を実現。さらに約60km/h以下でリヤホイールをフロントとは逆方向に最大4.5度傾けることにより、最小回転半径を非装着モデルの5.4mから5.0mに削減するリヤ・アクスルステアリングもセダンで標準装備としている。


 そのほか、進化したレーダーセーフティパッケージや総合テレマティクスサービスのMercedes me connectに加え、合計17個のスピーカーと15チャンネル、総出力730Wを誇る“Burmester 4Dサラウンドサウンドシステム”なども搭載され、価格はセダンが1126万円、同ステーションワゴンが1139万円(いずれも税込)となっている。


メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp

助手席一体型のディスプレイ”MBUXスーパースクリーン”やサードパーティ製アプリをインストール可能とした第3世代のMBUXを搭載する
前席のエアアウトレットを望ましい送風シナリオに合わせて車両が調整する”デジタルベントコントロール”も標準に


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