強風のなか“ファンタスティックセーブ”も 古江彩佳がV戦線へ「一歩上をいかないと」

2024年3月31日(日)12時15分 ALBA Net

古江彩佳が強風下でV戦線浮上(写真は前日)(撮影:GettyImages)

写真を拡大

<フォード選手権 3日目◇30日◇セビルG&CC(米アリゾナ州)◇6734ヤード・パー72>

立っているのもやっと。そんな強風のなか、古江彩佳は6バーディ・1ボギーの「67」としっかり伸ばした。「ショットもぼちぼちで、パッティングがきょうもよかった。グリーンをこぼしたところも、うまく寄せられたり。スコア作っていけた」。外したのは1回というフェアウェイキープと、25回で済ませたパットが風のなかで光った。


ハイライトのひとつはパー5の5番。バーディは必須、ともすればイーグルも…というチャンスホールで、ピンチが訪れた。3打目はグリーン左バンカーからだったが、ボールが止まっていたのは傾斜。スタンスをとればボールが動く可能性があるので、左足はヒザを折って外、右足はバンカー内という格好でのショットを強いられた。見事脱出に成功すると、その後のラフからの難しいアプローチもピタリと寄せてパーセーブ。ボギー厳禁の場所で、値千金のプレーを見せた。

古江も「(ボールに)届かなかったけど、仕方なしに足を一歩だけ入れて。あれは練習したことないですね。(4打目も)簡単ではなかったですけど、うまく寄せられて安心なパーパットが打ててラッキー。あのピン位置はボギーにはできない。うまくパーセーブできてよかった」と振り返る場面で、流れを切らなかったのは大きい。2オンに成功した18番パー5をバーディで締めくくるなど後半も3つ伸ばして、トップ10が見える位置まで浮上した。

「タイミング次第ですごい風が吹くので、打つタイミングもジャッジしながら。すごい難しかったかな」。グリーン上では、こうやって歯を食いしばるほどの風にもあおられながらの18ホールだった。ただ、そんなコンディションのなか、他も伸ばしている選手が多いため、「順位が上がっているのは評価したいけど、自分は一歩上をいかないといけない」と、それ以上のバーディで応戦する覚悟だ。

最終日は雨予報も出ている。「水のジャッジをうまくしながらいけたらと思います」。トータル12アンダーは16位タイで、トップとの差もわずかに3打。今季6戦中4試合でトップ10を射止めてきているが、アリゾナでも優勝を意識した最終日になりそうだ。


<ゴルフ情報ALBA Net>

ALBA Net

「強風」をもっと詳しく

「強風」のニュース

「強風」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ