ドジャース戦で“炎上”の元巨人マイコラスの「お金が物を言う」発言にLA地元記者が辛辣反論「年俸24億円のくせに」

2024年4月1日(月)7時0分 ココカラネクスト

大谷に痛烈な二塁打を打たれるなど、ドジャース打線に太刀打ちできなかったマイコラス。彼の発言が思わぬ反発を招いている。(C)Getty Images

 日本球界とも縁を結んだ元助っ人投手の発言が話題となっている。

 発端となったのは、現地時間3月28日に行われたドジャース戦に先発登板したカージナルスのマイルズ・マイコラスが放った発言だ。

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 芳しくはない投球内容だった。この試合のマイコラスは、立ち上がり3回で5失点と先発投手の役割を担えずに5回途中で降板。ムーキー・ベッツ、大谷翔平、フレディ・フリーマンのMVPトリオが上位に居並ぶ強力打線に捕まり、精彩を欠いた。

 ゆえにフラストレーションが溜まっていたのかもしれない。MLB公式サイトのカージナルス番を務めるジョン・デントン記者によれば、試合後にマイコラスは「やっぱり金が物を言うね」と大型補強で完成した敵打線を皮肉ったのだ。

 たしかにオフのドジャースは凄まじかった。10年総額7億ドル(約1015億円)の超巨額契約を締結した大谷を筆頭に、総額12億2600万ドル(約1772億5000万円)という天文学的な補強を展開。この異常に膨れ上がった資金を目の当たりにした一部のファンやメディアからは「やりすぎだ」という指摘があるのも事実だ。

 しかし、自身が打たれた直後に「僕らも決して低年俸のチームではないけど、ドジャースは『小切手野球』をやっているよ。こういう別にちょっとした悪口を言うのは悪いことではないと思う。ファンも楽しんでいるからね」と揶揄したのはいかがなものか。カージナルス・ファンにとっても後味の悪さは残る。

 無論、ドジャースを追う記者陣からは、かつて巨人でも活躍して日本でも馴染みのあるベテラン右腕に反発の声が上がった。

 現地時間3月29日に公開となったドジャースの地元紙『Los Angeles Times』のYouTubeチャンネルに出演したビル・プラシュケ記者は「年俸は1600万ドル(約24億1600万円)のくせにね。それだけの金額をもらっておいてよく言うよ」と辛辣に指摘した。

 マイコラスの指摘は一理あるかもしれない。しかしながら、ピシャっと抑えてからでなければ、ハレーションを生むのは致し方無いことだと言えよう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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