日本ハム・吉田 古巣撃ちプロ1号「桁違いのうれしさ」 新庄監督初の単独首位導いた!
2025年4月3日(木)6時0分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ 日本ハム3—1ソフトバンク(2025年4月2日 エスコンF)
本拠地の大歓声が全身を包み込む。ダイヤモンドを一周する日本ハム・吉田は、心地よい地響きをかみしめていた。昨オフにソフトバンクから現役ドラフトで加入し、古巣からの移籍後初安打が待望のプロ初本塁打。これ以上ない恩返しの一発に自然と頬が緩んだ。
「今までの本塁打とは桁違いのうれしさ。ダイヤモンドが短く感じて、もう一周回ろうかなと思いました」
2—1の7回先頭。代わったばかりの藤井の3球目、150キロ外角直球を迷わず振り抜いた。右翼フェンス奥の自軍ブルペンへ飛び込む値千金のダメ押しソロ。直前の2球連続直球を踏まえ「(藤井が)首を2回振った。捕手なら変化球を要求したいが、これ真っすぐが来る」と捕手仕込みの鋭い読みが光った。
プロ2年目を終えた昨年11月に新人選手の入団もあって退寮。一人暮らしを始めたわずか1カ月後、現役ドラフトで名前が呼ばれた。「突然すぎて気持ちが追いつかなかった」。前を向けたのは水谷の存在だ。同じソフトバンクから現役ドラフトで加入した昨季は交流戦首位打者の大ブレーク。「ホークスの若手に希望を与えてくれた」と続く活躍を誓った。
一つの“約束”も守った。福岡を旅立つ際、捕手としてイロハを教わったソフトバンク・高谷バッテリーコーチに伝えた。「移籍して高谷コーチを苦しめられるように頑張ります」。言葉通りの初アーチ。19年6月14日以来6年ぶり、新庄監督にとって初の単独首位浮上に貢献した。(清藤 駿太)
▼日本ハム・新庄監督(吉田は)結果で応えてくれて、めちゃくちゃうれしかった。今日の勝ちは、4勝1敗と3勝2敗じゃ全然違うし、乗っていける一つのポイントになった。
◇吉田 賢吾(よしだ・けんご)2001年(平13)1月18日生まれ、神奈川県出身の24歳。桐蔭横浜大から22年ドラフト6位でソフトバンクに入団。打力が持ち味の捕手で昨季は指名打者で7試合に出場。昨季までの通算成績は11試合、打率・185、0本塁打、2打点。昨オフの現役ドラフトで日本ハムに移籍。1メートル81、94キロ。右投げ右打ち。