PSG、最下位クレルモンとドロー決着…終盤にエンバペのお膳立てからG・ラモスが同点弾

2024年4月7日(日)6時2分 サッカーキング

PSGは多くのチャンスを作ったものの勝ち越すことはできず [写真]=Getty Images

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 リーグ・アン第28節が6日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とクレルモンが対戦した。

 PSGはリーグ・アンでここまで27試合を消化し、18勝8分1敗の成績で勝ち点「62」を獲得。現時点で2位のブレストに「12」ポイント差をつけており、3連覇達成に向けて首位を快走している。前節は前半に退場者を出しながらも、マルセイユとの“ル・クラスィク”に2−0で完勝。3連勝を目指す今節は本拠地『パルク・デ・プランス』に最下位クレルモンを迎える一戦となった。

 序盤からPSGがボール保持率を高め、試合の主導権を握るも、なかなかシュートまで持ち込めない展開が続く。そんな中で迎えた13分、右サイドバック(SB)で先発出場していたノルディ・ムキエレがプレー続行不可能に。早い時間帯でアクラフ・ハキミとの交代を余儀なくされた。21分、バイタルエリアでマルコ・アセンシオ、ゴンサロ・ラモス、ランダル・コロ・ムアニとボールが繋がり、ボックス内右へ抜け出したのはハキミ。しかし、シュートは相手GKの好セーブに阻まれた。

 試合の均衡が破れたのは32分、クレルモンは右サイドの敵陣深くへ抜け出したヨアン・マグニンがゴール前へアバウトなボールを供給。これをアラン・ヴィルジニウスが落とすと、最後はハビブ・ケイタが倒れ込みながらネットに押し込み、先制に成功した。ビハインドを負ったPSGは44分、右CKからカルロス・ソレールが際どいシュートを放つも枠外へ。45+3分にはセニー・マユルが強烈なシュートをゴール左下隅に突き刺したが、VARの結果、直前のプレーでファウルがあったとして得点は認められず。前半はこのまま0−1で終了した。

 後半に入り圧力を強めるPSG。57分、敵陣右サイド深い位置でFKを得ると、アセンシオの絶妙なクロスにダニーロ・ペレイラが頭で合わせるも、シュートは僅かに枠の左へ。60分には鋭い切り返しで左サイドを突破したマユルがゴール前へグラウンダーのボールを供給し、ハキミがダイレクトで合わせたが、クロスバーを叩き得点ならず。62分、ハキミがドリブルでボックス内へ侵入し、こぼれ球を拾ったコロ・ムアニが右足を振り抜く。しかし、今度は相手GKの好セーブに阻まれた。

 攻め込みながらも得点が奪えないPSGは67分に3枚替えを敢行。キリアン・エンバペ、イ・ガンイン、マルキーニョスを投入し、状況の打開を図る。71分、ハキミがボックス外から強烈なシュートを放つと、GKが弾いたボールがG・ラモスの目の前にこぼれる。しかし、シュートはクロスバーを叩き、リバウンドを拾ったエンバペのヘディングはGKにキャッチされてしまう。

 85分、PSGはマルキーニョスの縦パスを引き出したG・ラモスがペナルティーアーク内のエンバペに展開し、自らはそのままボックス内へ。リターンパスを受けると、冷静にゴール左下隅に流し込み、試合を振り出しに戻す。アディショナルタイムにはエンバペやアセンシオにチャンスが訪れたが、勝ち越すことはできず。試合はこのまま1−1で終了した。

 PSGのリーグ・アンでの次戦は21日に控えるリヨンとのアウェイゲームとなっている。一方でクレルモンは14日にホームでモンペリエと対戦する。

【スコア】
パリ・サンジェルマン 1−1 クレルモン

【得点者】
0−1 32分 ハビブ・ケイタ(クレルモン)
1−1 85分 ゴンサロ・ラモス(パリ・サンジェルマン)

サッカーキング

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