豊嶋亮太が40歳の王者・出田裕一に4回TKO勝ちし日本2階級制覇を達成「絶対に獲るつもりだった」

2025年4月8日(火)21時44分 スポーツニッポン

 ◇日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦 豊嶋亮太《TKO4回2分11秒》出田裕一(2025年4月8日 東京・後楽園ホール)

 日本スーパーウエルター級1位の豊嶋亮太(29=帝拳)が4度目の防衛を目指した王者・出田裕一(40=三迫)に4回TKO勝ちし、日本2階級制覇を達成した。戦績は豊嶋が25戦21勝(12KO)3敗1分け、出田が37戦19勝(10KO)17敗1分け。

 日本王者と最上位の挑戦者が対戦する「チャンピオンカーニバル」での激突。前日本ウエルター級王者の豊嶋はベテラン王者・出田に対し「今までの(出田への)挑戦者は距離を取るか、巻き込まれるかでやられてきた。1、2回はフィジカル勝負を挑んであえて押し合った」と初回から接近戦を仕掛け、強烈な左右のフック、右ストレートを次々に浴びせ序盤からペースを掌握。

 左フックから強烈な右ストレートにつなげ、4回にはロープ際でパンチをまとめたところでレフェリーストップ。日本ウエルター級との2階級制覇を成し遂げた豊嶋は「やる前から気持ちの勝負になると思っていた。負けたら今日で終わるくらいの覚悟で、絶対今日獲ってやるという気持ちだった」と4戦ぶりのKO勝利に胸を張った。

 王者・出田とは7年前に都内のフィットネスジムでともにインストラクターをしていた間柄。「優しい方だとは分かっていたのでリングで気持ちを切り替えることを意識した。実績に敬意を表して、絶対に全力で今日は倒しに行くという気持ちは見せられたかな」と私情を捨て、王者からベルトを奪った。

 日本タイトルは通過点。WBC世界同級暫定王者のバージル・オルティス(27=米国)を引き合いに出し「嵐みたいなテンポの速いファイターが(世界には)多い。そういった選手とどれだけやれるかというところまで、負けずに進んでいきたい」とさらなる高みを見据えた。

スポーツニッポン

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