9回背信のソフトバンク・オスナ 楽天戦後に胸中明かす 意地の仕切り直し誓う
2025年4月18日(金)0時25分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ ソフトバンク3ー4楽天(2025年4月17日 みずほペイペイ)
鷹の守護神が、悩める胸の内を敗戦後にぶちまけた。ソフトバンクのロベルト・オスナ投手(30)が、17日の楽天戦での9回の背信投球を猛省するとともに、悩みを明かした。
「今はフラストレーションが、たまっているのが一番。球も体もどこも悪くないんだ。結果だけなんだ。人生で、このようになったことはない。自分でも原因が分からない。わけが分かっていない」
3—1の9回に松本裕から、バトンを受けたが先頭の渡辺佳に右二塁打。続く代打・村林に同点2ラン。なおも1死一塁で浅村には決勝の中適時三塁打を浴びた。「渡辺選手にはプラン通りの球を投げて不運な結果になった。村林選手には完全な投げミスで、浅村選手にも甘かった。ただ、絶対に人のせいにはしない」と話した。
試合後には女房役の渡辺、倉野投手コーチ兼ヘッドコーディネーター、若田部投手コーチと話し合いを行った。「初回からつないできた投手陣、そして野手陣に対して最後を締めることができなかったことに対してフラストレーションがたまる」。自らに対して、怒りちらしていた。
試合は、待ってはくれない。17日のナイター後、翌18日の午前中に空路で福岡から羽田空港に移動。ベルーナドームで西武と再びナイター戦を行う。切り替える時間もない中で、強気だけは意地でも貫いていた。2連投の可能性も十分にある。小久保ホークスの9回はオスナだ。「もちろん、投げる。投げない選択肢はない。どこでも、いつでも投げる」。必ず、早急に原因を見つけて、やり返す。オスナが、西武戦から仕切り直す。