プジョー、BEVの『e-208/e-2008』を仕様変更。航続距離を延長しCEV補助金が増額に

2022年4月11日(月)12時55分 AUTOSPORT web

 プジョーが推し進める電動化戦略『Power OF Choice』のもと、2020年に国内導入が開始された新世代モデル『e-208/e-2008』が、一部改良によるシステム効率の改善により、1回当たりの充電走行距離(航続距離)を延長して「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」の、いわゆるCEV補助金が増額に。また先行してガソリンモデルに採用されたトグルタイプのオートマチックセレクターも新たに採用し、4月6日より販売が開始されている。


 祖先となる『207』よりコンパクト化を果たしロングセラーとなった初代『208』を受け継ぎ、プジョーの最新デザイン言語を採用した現行2代目『208』は、新開発のEV専用モジュラープラットフォーム“e-CMP(エレクトリック・コモン・モジュラー・プラットフォーム)”を採用。従来の内燃機関ユニットに加えて、高効率電動モーターと50kWhの大容量リチウムイオンバッテリーパックを搭載する。


 このe-CMPにより、ガソリンエンジンモデルとほぼ同じ広さの室内空間を確保した上で、最高出力100kW(136PS)、最大トルク260Nmを誇るパワートレインが、電気モーターならではのトルク感とダイレクトな加速フィール、静粛性の高いドライビング体験を提供する。日本市場でも2021年の販売実績は、それぞれシリーズ全体の約11%/13%を占めるまでに成長している。


 そんな『e-208/e-2008』に施された今回の仕様変更では、ギア比の変更やヒートポンプの効率改善により1回当たりの充電走行距離を延長し、燃費テストの国際基準である欧州のWLTCモードで『e-208』が現行の380kmから395kmへと15kmのアップに。同じく『e-2008』は360kmから380kmへと20kmのアップを実現した。


 これにより令和3年度補正予算“クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金”の電気自動車における補助上限額65万円が交付され、CEV補助金の増額を達成。引き続き、令和4年度当初予算クリーンエネルギー自動車導入促進補助金も同様に対象となる見込みだ。


 また、インテリアの機能面では指先だけでスムーズにシフトチェンジが可能なトグルタイプのオートマチックセレクターを採用し、ガソリンエンジンモデルと同様に操作性を向上するとともに、センターコンソールのデザインを変更したことでスペース効率を改善し、収納容量を拡大。


 さらに最新世代の3D i-Cockpitによるモダンなインテリアの洗練度がより一層高められ、EVとしての使い勝手とともに、コンパクトカーとしての実用性を高めている。


 その『e-208/e-2008』両モデルともに、Allure(アリュール)とGTの2グレード展開に変更はなく、価格は『e-208』が425万5000〜464万6000円(税込)に。同『e-2008』は467万9000〜509万8000円(税込)となっている。


プジョー日本公式サイト:https://www.peugeot.co.jp/
プジョーコール TEL:0120-840-240

指先だけでスムーズにシフトチェンジが可能なトグルタイプのオートマチックセレクターを採用した

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