「軽量級の本場は日本」米世界王者からの“クレーム”に井上尚弥が猛反論!「アメリカに来て試合をしろと言うコメントに???」

2024年4月13日(土)16時47分 ココカラネクスト

米ファンやメディアの間で広まった論争に井上自らが切り込んだ。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 元世界王者のコメントをキッカケに、ボクシング界で論争を巻き起こしているニュースに、当人が意見を展開した。

 話題となったのは、元世界ウェルター級王者2団体王者のショーン・ポーター(米国)氏が語った世界スーパーバンタム級の4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)に対する持論だった。

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 21年6月にマイケル・ダスマリナス(フィリピン)とのWBA・IBFバンタム級タイトルマッチ以来、6戦連続で日本国内でのタイトルマッチを行っている井上について「ナオヤ・イノウエは偉大さを証明するために、米国で試合をする必要があるのか?」と問われたポーター氏は、「彼がいわゆるボクシング界で、世界最高のスターになりたいならこっち(米国)での試合が必要だ」と断言。そして、「ボクシングでは海を渡り、米国に来て、米国人を倒して、ファンに注目してもらわなければならないんだ」と指摘したのである。

 井上に対する米国参戦を求める声は以前からあった。そうしたなかで、世界王者から新たに飛んだ意見はSNSで反響が拡大。反発する声があった一方で、「イノウエは逃げている」といったような異論も噴出した。

 そうした論争に意図せず巻き込まれた“怪物”も黙ってはいなかった。自身のXを更新した井上は、「アメリカに来て試合をしろと言うコメントに?????」と強調。そして、「今や軽量級の本場はここ日本にある。試合が見たいのなら日本に来ればいい。日本のマーケット以上の物がアメリカにあるのなら喜んで行く。それだけの価値がここ日本にはある」と反論をした。

 もっとも、井上の言うとおりである。昨年7月に有明アリーナで開催されたスティーブン・フルトン(米国)戦では、両陣営の合計で約10億円という軽量級史上最大のファイトマネーを生み出したと言われている。それだけの莫大な収益を生み出す市場価値が日本にあるのだ。

 井上は「逃げている」のではない。「試合が見たいのなら日本に来ればいい」という力強い反論に、世界から“怪物”の異名で恐れられる男の矜持を見た。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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