ヤマハ:クアルタラロが猛追の末にポイント獲得「ペースは良くはないが、グリップの低下はひどくなかった」/第3戦アメリカズGP決勝

2024年4月15日(月)12時22分 AUTOSPORT web

 4月14日、2024年MotoGP第3戦アメリカズGP MotoGPクラスの決勝がサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのファビオ・クアルタラロは12位、アレックス・リンスは転倒リタイアとなった。


 日曜日の決勝レース、ヤマハ勢のクアルタラロはミディアム/ソフト、リンスはミディアム/ミディアムと、ふたりのタイヤ選択が分かれていた。15番グリッドからスタートしたリンスは、抜群のスタートで7番手に浮上する。一方クアルタラロは、オープニングラップで集団に飲まれてしまったことで、大きくはらんでしまい、順位を落としていた。


 明暗が分かれるスタートとなったが、クアルタラロは徐々にペースを上げて順位を挽回させていく。8周目には、周回を重ねるごとにずるずると後退していたリンスの背後に迫り、翌周には捉えて前に出る。先行を許してしまったリンスは、そのあと転倒も相次いだこともあって、一時15番手まで順位を上げるが、11周目の15コーナーで転倒を喫してしまい、リタイアで終える結果となった。

アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2024MotoGP第3戦アメリカズGP 決勝


 猛追を続けるクアルタラロは、12周目には13番手に浮上。そのあともハイペースを披露し、ファイナルラップで前を走るジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)を交わし、12位でチェッカーを受けた。スプリントではポイント獲得には及ばなかったが、決勝では4ポイントを持ち帰ったことで、ランキング12位につけた。リンスは2023年のアメリカズGPで勝利を挙げていただけに、悔しさが残るレースとなってしまった。


■ファビオ・クアルタラロ(決勝:12位)
「オープニングラップの第12コーナーで真っ直ぐいってしまったんだ。ここで何台かに抜かれてしまったけれど、正直に言えば、もっとひどい状況を予想していた。ペースは良くはないけれど、タイヤグリップの低下はそれほどひどくなかったんだ。その意味では、もう少し順位を上げることも可能だったかもしれないけれど、今週はとにかく多くのものを試すことがすべてで、ひたすらマシンの改善に集中していたんだ。今日も初めての仕様で臨んだ」


「このように本当に多くのものをテストし、さまざまなトライができたことはとてもよかったと思っている。すべてのことが経験になるよ。何が必要なのかがわかっていて、今後、取り組むべき確かな方向性がつかめているからポジティブに受けとめているんだ」


■アレックス・リンス(決勝:リタイア)
「スタートは絶好調。非常にうまくいって、オープニングラップで8つポジションを上げることができた。しかし今日は、午前中のウォームアップでまったく異なる仕様のマシンを試していたんだ。それが今後の方向性と合っているかどうかを確認したかったのだけれど、ウォームアップは10分間しかないので、これまでのものと大きな違いが感じられないまま終わってしまった」


「もしかすると、昨日苦戦したスローコーナーでブレーキを緩めれば、もう少しフィーリングがよくなるかもしれない。それでそのセッティングを維持することにしたのだけれど、これが大きな間違いだった。そこで遅れてしまうことになった。そのあと第15コーナーで小さなミスをしてしまったんだ。あの場所は路面にいくつかバンプがあって、おそらくフロントブレーキにいつも以上の負荷がかかった状態で乗ってしまったのだと思う」

ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2024MotoGP第3戦アメリカズGP 決勝
ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2024MotoGP第3戦アメリカズGP 決勝
アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2024MotoGP第3戦アメリカズGP 決勝


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