大ケガを乗り越え…FWザニオーロがファンの前で殊勲のハット達成「愛情を持って接してくれた」

2022年4月15日(金)14時20分 サッカーキング

ハットトリック達成のザニオーロ [写真]=Getty Images

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 ローマのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロが、14日に行われたヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)・準々決勝セカンドレグ ボデ・グリムト戦を振り返った。同日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。

 7日に行われたECL・準々決勝ファーストレグでボデ・グリムトと対戦し、1−2で敗北を喫したローマ。14日に行われたセカンドレグで“スタディオ・オリンピコ”に難敵を迎えたローマは5分にFWタミー・アブラハムのゴールで先制に成功する。なおも攻勢に出るローマは23分にFWニコロ・ザニオーロが追加点を挙げると、29分にも同選手が決めてリードを3点差に広げた。さらに49分、ザニオーロがペナルティエリア内から左足を振り抜き、ハットトリック達成。試合はこのまま4−0で終了し、ローマは2戦合計スコア5−2でボデ・グリムトを下した。

 今シーズンのECLでボデ・グリムトと3度対戦し、1分2敗のローマ。ECL準決勝進出を懸けた4度目の対戦で、今季初勝利を飾ったことについてザニオーロは「監督に言われた通り、攻撃も守備も完璧だった」と披瀝。また「この素晴らしいファンは、いつも僕らを応援してくれている。準決勝に進出できたことはとても重要なことだけど、ここで止まりたくはないんだ」と意気込みを示した。

 2018年夏にローマへ加入したザニオーロは同シーズンのセリエA最優秀若手選手に選出される一方で、2度の大ケガにも見舞われた。昨シーズンの公式戦出場は叶わなかったものの、今シーズンの公式戦35試合に出場し7ゴール7アシストの活躍について、同選手は「良い時も悪い時も、常にバランスを保つように心がけていた。今晩は完璧な夜だけど、悪い瞬間も起こり得たかもしれない。全部同じように扱うことが大切なんだ」と心構えに言及。続けて「ファンは僕がケガをしている間、常に味方でいてくれた。むしろ良い時よりも辛い時の方が愛情を持って接してくれたんだ」とファンへの思いを口にしている。

サッカーキング

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