女子プロの“スイング完成度”ランキング 第10位はキャップにトンボをつけて戦う、39歳のベテラン選手
2025年4月17日(木)13時41分 ALBA Net
スイング完成度ランキング第10位はキャップにトンボをつけるベテラン選手
今年もハイレベルな戦いが繰り広げられる女子プロの世界。国内では、2年目の菅楓華やルーキーの中村心が頭角を現すなかで、工藤遥加や穴井詩といった30代の選手も活躍。米国女子ツアーでは竹田麗央がルーキーVを達成するなど、まさに群雄割拠だ。そんな女子プロの中で“完成度が高い”スイングをしているのは一体誰なのか?プロコーチの南秀樹が第10位に選出したのは、藤田さいき。2005年の「フジサンケイレディス」でプロデビューし、翌年には初優勝。11年に一般男性と結婚後も活躍を続け、22年「大王製紙エリエールレディス」で11年ぶりの復活Vも果たしている。選出理由を南はこう語る。
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ザ・スインガーとでも言うべきスイングなのが藤田プロ。自分の型を熟知し再現しているように感じます。昨年のパーオン率も8位と、データも安定感を裏付けています。
飛距離が出る選手ですが、プレーが早いことも、自分のリズムを崩さずプレー出来ている要素。誰と回っても、どんな状況でも、自分のやるべきことに徹しています。
スイング動作では、背中の使い方が上手です。女子の選手は背中がねじれ、ギッタンバッコンになる人が少なくないのですが、藤田さんは背中を面で使い、上下の捻転差を作って打っています。ドライバーは飛距離が出て、アイアンでは精度が高いのも納得のスイングです。
■藤田さいき
ふじた・さいき/1985年生まれ、静岡県出身。10年の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」など、ツアー通算6勝を挙げているベテラン。
■解説 南 秀樹
みなみ・ひでき/プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。
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