えっ、ブレード好きのモリカワとフリートウッドが『スパイダーツアー』へ移行!?
2025年4月18日(金)13時54分 ALBA Net
先週の「マスターズ」までブレード型だったトミー・フリートウッドが今週からマレット型に!(GettyImages)
<RBCヘリテージ 初日◇17日◇ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)◇7213ヤード・パー71>
PGAツアーはシグネチャーイベントである「RBCヘリテージ」の第1ラウンドが終了。米国テーラーメイドが今大会に関するツアーレポートを更新し、意外な選手のパター変更を明かしている。まずは、クランクネックブレードの『TP SOTO』を中心に好んできた、コリン・モリカワが珍しく『スパイダーツアーV』というマレット型へ移行した。
「コリンはマレットパターのテストのためRBCヘリテージにやって来ました。我々のチームは、コリンのためにSpider Tour、Spider Tour X、Spider Tour Vを含むいくつかの異なるマレット形状を組み上げました。コリンは元々ブレードパターを使用していたため、Spider Tour Vの前方重心プロファイルに惹かれました。彼にとって馴染みのあるブレードのような打感に加え、ソールとクリーンなアライメントエイドが安定した構え方と転がりへ自信を与えてくれます」(同社ツアー広報)
さらに、L字に近いブレードを好んできた、トミー・フリートウッドも珍しく『スパイダーツアーX』のショートスラントモデルへと移行。昨年11月から『トラス』ネックのプロトタイプブレードを使用してきたが、今回のマレットへの移行経緯には特殊な手書きのアライメントも機能しているという。
「トミーはゼロトルクパターのマイクロミルドのアライメント補助装置が気に入ったので、トミーと当社のパター担当者のジェームス・ホーリーは定規とシャーピーを使ってスパイダーツアーのミルドライン・サイトラインを再現しました。トミーは太いラインのおかげでパターを地面に快適に置くことができ、ボールの線に頼る必要がなく、ただパットを打つだけでいいと話していました。
左右には5本の銀色のシャープペンシルの線があり、中央の茶色の線は、伝統的な短い線のアライメント補助として機能します。これらの線を全て合わせると、フェースのセンターヒットが視覚的に分かりやすくなると彼は言いました。この視覚補助とスパイダーの自然な安定性を組み合わせることで、トミーは初日に67をマークし、グリーン上で0.711ストロークのストロークを獲得しました!」(同)
元々ブレードユーザーだったスコッティ・シェフラーが、昨年『スパイダーツアーX』のクランクネックモデルに替えて無双状態になったことはあまりに有名で、モリカワとフリートウッドという2人のブレード愛用者も、この例にならうのか。ちなみに、ローリー・マキロイも元々はブレードユーザーだが現在『スパイダーツアーX』のショートスラントモデルを使用している。
<ゴルフ情報ALBA Net>