39歳・塚田よおすけ 首位と3差4位浮上! 13歳下・河本結に“サンキュー”パット助言で好調
2025年4月26日(土)4時30分 スポーツニッポン
◇男子ゴルフツアー前澤杯第2日(2025年4月25日 千葉県 MZGC(6652ヤード、パー70))
16位で出た塚田よおすけ(39=ホクト)が6バーディー、ボギーなしの64で回り通算10アンダーで3打差の4位に浮上した。今季から陽亮を「よおすけ」に改名したベテランは今大会のプロアマ戦で一緒に回った河本結(26=RICOH)からパットのヒントをもらい、好スコアにつなげた。米沢蓮(25=パルコホーム)が通算13アンダーで首位。女子の菅沼菜々(25=あいおいニッセイ同和損保)は通算1オーバーで91位に後退した。
登録名を陽亮から「よおすけ」とひらがなに変えた塚田が、6バーディーを奪う猛チャージを見せV圏内に駆け上がってきた。
好調の要因はプロアマ戦で一緒に回った女子の河本結からパットのアドバイスを受けたことだ。内容については「それはいいじゃないですか」とはぐらかしたが、この日はパット数24と効果てきめん。「(プロアマ戦の)お客さんより僕の方が結ちゃんに聞いていた。それでお客さんに謝りました。本当に河本効果で良かったです」と13歳下の女子プロに感謝した。
5シーズン連続でシードを保持している39歳のモチベーションになっているのが、ジュニアゴルファーの育成。登録名をひらがなにしたのも子供たちに親しみを持ってもらうため。本来なら「ようすけ」になるところを「よおすけ」にしたのも「あいさつの時に“よお”って言うじゃないですか」と説明する。ただ5年間は再変更の申請ができないため「45歳まで“よおすけ”にしなきゃいけないのは恥ずかしいですよね」と苦笑いした。
16年ツアー選手権森ビル杯以来の通算2勝目に向け、絶好の位置で決勝ラウンドを迎える。「来月で40歳になるので39歳の時に頑張りたい。いろんな人に感謝の気持ちを込め“サンキュー”ってことでどうでしょうか。こんな感じで」と言って周囲の笑いを誘っていた。
◇塚田(つかだ)よおすけ 1985年(昭60)5月24日生まれ、長野市出身の39歳。10歳でゴルフを始め、中学はゴルフアカデミーに通うため群馬・新島学園に進学。中学3年時に渡米してIMGアカデミーに4年半在籍。名古屋商大を経て08年プロ転向。13年初シード獲得。16年にツアー選手権森ビル杯で初優勝。長野県出身のツアー優勝者は78年ジュン・クラシックの内田袈裟彦以来2人目だった。1メートル73、80キロ。
▼1位米沢蓮 ドライバーショットが凄く手応えがあります。昨年の課題だった部分が良くなった。自信を持って打てているのでボギーも少なくなっています。(オフにコーチのガレス・ジョーンズ氏とミニ合宿)