2度の満塁も活かせず…ドジャース、13残塁の拙攻に地元記者も嘆き「オオタニらが出たら普通は負けるはずがない」

2024年4月21日(日)11時18分 ココカラネクスト

6試合連続安打を放った大谷だったが、この日もチームの勝利には結びつけられなかった。(C)Getty Images

 またしても拙攻が悪目立ちする展開となった。

 現地時間4月20日、ドジャースは本拠地でメッツと対戦。4回に勝ち越されてから差を広げられ、4-6で競り負けて3連敗。「2番・指名打者」で先発した大谷翔平は5回の右越え二塁打で6試合連続安打をマークするなど2打数1安打3四球でチャンスメイクを果たすも、勝利には結びつけられなかった。

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 試合後に地元スポーツ専門局『Sports Net LA』の取材に応じた大谷が「投打が噛み合っていないのはありますけど、それでも全試合近い点差で粘っていると思いますし、そこはみんな必死になってやっている」と漏らしたように、ドジャースはこの日も僅差の展開をモノにできなかった。

 先発したギャビン・ストーンが4回途中、5四球、被安打4、2失点で降板。同点で迎えた6回には3番手のライアン・ブレイシアがスターリング・マルテに痛恨の勝ち越し3ランを被弾……。一方の打線も6回と8回に巡ってきた2度の満塁の絶好機を生かせず。合計13残塁の拙攻が響いた。

 ドジャースが本拠地で3カード連続の負け越しとなるのは、2005年以来の出来事。そんな現状においては投打ともに解決すべき問題はあるわけだが、現時点で何よりも痛恨なのは、強力打線による援護の少なさだ。

 今季の得点圏でのチーム打率(.249)と同OPS(.675)で、ともにMLB全体で21位。三振数に至ってはリーグ最多(61)を数えている。元々「どこまで打線が投手陣の不安を払しょくできるか」が課題と見られていたチームだけに、攻撃陣の“火力不足”はやはり看過できない。

 地元メディアの記者たちからも苦言が飛んでいる。ドジャースの専門サイト『Dodgers Nation』のダグ・マケイン記者は、今季のチームが満塁で23打数3安打(いずれも単打)、12三振と低調であることを指摘。「満塁での成績の悪さには呆れるばかりだ」と嘆いた。

 さらにMLB公式サイトのドジャース番を務めるフアン・トリビオ記者も「今日のドジャースが喫した14三振のうち8回は満塁の場面だった」とやはり得点圏での課題を強調。「ムーキー・ベッツ、ショウヘイ・オオタニ、フレディ・フリーマンが12回も塁に出れば、普通は負けるはずがない。しかし、今は負ける。それが今の状況なのだ」と断じた。

 もっとも、チームは依然として12勝11敗と勝ち越しており、地区首位にも位置している。それだけに打線がいち早く奮起し、本来の調子を取り戻せるかが快進撃のカギとなっていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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