アトレティコが残留争うグラナダ相手にホームで痛恨ドロー

2022年4月21日(木)4時22分 サッカーキング

 ラ・リーガの第33節が20日に行われ、来季のCL出場権獲得を目指す4位のアトレティコ・マドリードと、残留争いの渦中に身を置く18位のグラナダが、アトレティコの本拠地ワンダ・メトロポリターノで対戦した。

 バルセロナ、セビージャと勝ち点60で並ぶアトレティコは、前節のエスパニョール戦でジョアン・フェリックスとトマ・レマルが負傷。ジョフレイ・コンドグビアとフェリペも累積警告により出場停止となり、下部組織から5選手を招集し、19歳のハビエル・セラーノが中盤の一角で初先発を飾った。

 対するグラナダは、今年に入ってからの14試合でわずか1勝と低迷中。今季3度目の監督交代により、「自信があるから引き受けた」と語ったアイトール・カランカ新監督の下で残留を果たすべく難所での一戦に臨んだ。

 試合はホームのアトレティコが序盤からアグレッシブに仕掛けていく。高い位置でのボールカットからのショートカウンターや左サイドに位置するカラスコを起点にゴールに迫るが、ラストパスの精度を欠いて得点機を作り出すことができない。すると次第に試合は膠着し、どちらもシュートはボックス外からに。お互いに決定機と呼べる決定機を作り出せないまま前半を終えた。

 停滞した状況を打開したいアトレティコは、ハーフタイムに2枚替えを敢行。セラーノとヘイニウド・マンダーヴァに代えてルイス・スアレスとシメ・ヴルサリコを入れ、アントワーヌ・グリーズマンとアンヘル・コレアを2シャドー気味に配して攻撃に比重を置くと、グリーズマンとコレアがそれぞれボックス近辺から際どいシュートを放っていく。

 アトレティコはさらに、コレアとレナン・ロディを入れ替え、ロディを左ワイドに、カラスコをインサイドに配すると、グリーズマンとマテウス・クーニャを入れ替えて前線を活性化させようとするが、粘り強い対応を見せるグラナダ守備網を崩しきれない。それでも88分、右CKからサヴィッチが高い打点のヘディングシュートを放つと、89分にはボックス左でボールを受けたクーニャが素早い反転から左足を振り抜いたが、シュートは左ポストに嫌われた。

 アディショナルタイムには足を痛めたマルコス・ジョレンテに代えてディエゴ・シメオネ監督の息子でもあるジュリアーノ・シメオネがデビューを飾るが、試合は0−0のまま終了。グラナダが敵地で貴重な勝ち点1を獲得した一方で、アトレティコは前日試合で勝ち点を落とした5位ベティスを突き放す勝ち点3を獲得するができなかった。

 次節、アトレティコ・マドリードはアウェイでビルバオと、グラナダはホームでセルタと対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 0−0 グラナダ

サッカーキング

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