NPB・伊藤修久氏が日本野球の起源新説を発表 NPB事務局に届いた投書を手がかりに7年がかりで調査
2024年4月21日(日)2時0分 スポーツニッポン
米ニューヨーク州クーパーズタウンの米野球殿堂博物館で19日(日本時間20日)、米国野球学会の19世紀野球部会が行われ、日本野球機構(NPB)の伊藤修久氏(60)が日本野球の起源について新説を発表した。
今回の研究テーマは「19世紀の野球」。これまでの定説では、米国人教師のホーレス・ウィルソンが1872年に第一大学第一番中学(現東大)の学生に野球を教えたのが日本野球の始まりとされる。伊藤氏は、この1年前の1871年に大阪で米国人と日本人の野球の試合が行われたとする新たな説に言及。NPB事務局に届いた投書を手がかりに、7年がかりで日米で調査を進めてきたという。
同氏は91年にNPB事務局に入局し、法規部長などを歴任。22年8月からNPB初となるヒストリアンに就任し、プロ野球草創期から制度史などをまとめている。