尾関彩美悠が全米チケット獲得 川奈V争い→36ホール予選会でトップ通過「バーディが薬(笑)」

2024年4月22日(月)19時0分 ALBA Net

首位で全米女子オープンの出場権をつかんだ尾関彩美悠(撮影:ALBA)

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<全米女子オープン最終予選(日本会場)◇22日◇房総カントリークラブ房総ゴルフ場(千葉県)>

先週の川奈で4位タイ。優勝争いを演じたその日に、尾関彩美悠は千葉へ入った。夜10時に寝て、起きたのは早朝4時。「睡眠が全く足りなくて、1ラウンド目は倒れそうなくらい疲れていた。へとへとだったけれど、いまは元気です」。36ホールの長丁場を回り切り、「全米女子オープン」の出場権を獲得した。


序盤は「拾って拾って」と耐えるゴルフが続いたが、13番からショットでベタピンにつけて5連続バーディを奪取。「波に乗れた」と第1ラウンドを「66」でプレーして折り返すと、第2ラウンドはバーディ締めで同じく「66」。ボギーフリーでトータル12アンダーまで伸ばし、トップで予選会を突破した。「バーディが薬みたいな(笑)」。9時間超えのラウンドを終えても笑顔だ。

海外メジャーはもちろんのこと、プロになってから海外ツアーに出場するのは「初めて」。昨年は調子が思ったように上がらなかったことから「調整」の一年に終わったが、今年は「本格的にいろいろ挑戦してみたい」と一歩を踏み出した。

昨年は同世代の櫻井心那、川崎春花、佐藤心結らも海外メジャーに初出場。「写真とか見て、すごいコースが奇麗だしいいな〜」と活躍する姿も刺激になった。「たくさんの選手が(海外に)行っているのを見て、わたしも体力のあるうちに、いっぱい挑戦して経験したいと思っていた。いまのタイミングが一番ベストかな」と海外への思いは増していく。そしてその“挑戦”はすぐさま“出場権獲得”という結果として現れた。

一緒にラウンドしてみたい選手について聞かれると、「誰でもうれしいです。一打一打をガン見して、少しでも学ぶことがあればいいな」と答える一方で、好きな選手はチョン・インジ(韓国)だという。「日本女子オープンで勝ったときの、所作や堂々とした感じやしぐさが好きで」と憧れている。

くしくも、今年の全米女子オープン(5月30日開幕)会場の米ペンシルベニア州・ランカスターCCは、15年の前回大会でインジがメジャー初制覇を飾った地。そのことは「知らないです…。すみません、にわかで(笑)」と笑ったが、この1カ月間でコースや海外ツアーの情報を集めながら、戦う準備を進めていく。

「まずは出場獲得できたのがうれしいんですけど、コースはかなり難しいと思うので、学ぶこともたくさんある。練習をたくさんして、予選通過ができたらベスト」。夢舞台に胸を高鳴らせた。(文・笠井あかり)


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