【ボートレースコラム】今年はセット交換しても気配一変まではなし 大恥かかずに済みそうでホッ

2025年4月22日(火)4時30分 スポーツニッポン

 昨年末の住之江グランプリでは大恥をかいた。前検日はオールカラーで上位機&お宝機の大特集。初日は「森本浩司GPエンジンランキング」と題して出場18基に順位付け。数日前から休日返上でせっせと仕込んでようやく完成したと思ったその時、一枚の紙が記者席に回ってきた。

 「エーッ!?GP組もめちゃ中間整備(セット交換)入ってるやん!」。「まだセットの在庫残ってたの?」「激変するで!ランキングに意味がなくなる」「テレビであれこれしゃべったのに」。記者席のあちこちから悲鳴が上がった。

 というのも昨年のエンジンにはパワーがなく、一昨年の部品をセット交換すると大化けする現象が全国各地で巻き起こっていたからだ。中にはそれが禁止になった場もあるほど。

 嫌な予感は的中する。16〜18位に位置付けた菊地孝平、松井繁、瓜生正義が前検からトップクラスの動き。2nd組にも引けを取っていないい。実際の気配と違うのにランキング表が載る悲しさ。紙面を全て回収したいと思えるほどの恥ずかしさだった。せめてもの救いは紙面&テレビ(ボートの時間)で激推しした32号機が優勝してくれたこと。毒島君、おおきに!

 住之江では3月15日にエンジンが初下ろしに。不安いっぱいで初日を迎えたが、展示タイムも1着タイムも前回のエンジンと全然違う!某選手は「昨年も同じ時期に走りましたが、パワーが全く違いますね。さばを読まなくてもスタートが届きます」と証言。これでFのリスクも軽減されるか。間違いないのは昨年の部品をセット交換しても気配一変は期待できないということ。今年のGPは大恥をかかなくて済みそうだ。

 先にエンジンを更新した某場では「今年は在庫の新品リングが当たってる」と。今後も整備状況に注意して紙面でお伝えしたい。(森本 浩司)

スポーツニッポン

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