「初代タイガーマスク」佐山サトル、90歳で亡くなった新間寿さんを弔問…タイガーマスク「デビュー前日」に
2025年4月24日(木)10時29分 スポーツ報知
初代タイガーマスク(左)と新間寿さん
初代タイガーマスクの佐山サトルが22日、今月21日に90歳で亡くなった“過激な仕掛け人”とうたわれ、アントニオ猪木さんと共に昭和の新日本プロレスで黄金時代を築いたストロングスタイルプロレス会長の新間寿さんの都内の自宅を弔問した。
佐山は、新日本プロレスへの入門を新間さんを通じ許可されプロレスラーとなった。そして1981年4月23日に蔵前国技館で新間さんのプロデュースにより「タイガーマスク」に変身。ダイナマイト・キッド戦で衝撃的なデビュー戦を飾り以来、日本中に空前のブームを巻き起こした。近年では自身が主宰する「リアルジャパンプロレス」(現ストロングスタイルプロレス)で新間さんが会長を務めるなど公私ともに深い親交があった。
新間さんは、メニエール病で体調を悪化させていた佐山の健康を最後まで心配し、亡くなる前日にはスマートホンのビデオで佐山への激励メッセージを収録していた。6月12日の「ストロングスタイルプロレス」後楽園ホール大会に2人でリングに上がることを心待ちにしていた。
44年前にタイガーマスクがデビューした「記念日」前日の弔問。佐山は、訃報から沈黙を守っており、恩人との別れは万感迫る思いがあったと察せられる。
新間さんの通夜は29日午後6時半、告別式は30日午前10時から実家でもある東京・新宿区の感通寺で営まれる。