【ボートレース 女神にキュン】宮崎安奈 バスケで培った視野の広さと判断力でブレークの予感

2025年4月24日(木)4時30分 スポーツニッポン

 この5月にデビュー5年目に突入する128期の宮崎安奈(26=埼玉)。今月7〜12日のとこなめG3オールレディースでは初戦で不良航法&選責転覆のマイナス15点スタート。それでも最後まで諦めないレーススタイルが、かなり印象的だった。1着回数はまだまだ少ないが、道中戦での駆け引きや身のこなしは、この4年間で飛躍的にアップ。そろそろブレークしてもおかしくない選手の1人だ。

 兄の泰右(たいすけ)は元プロサッカー選手、姉の早織(さおり)は女子バスケ日本代表。アスリート一家に生まれ育った安奈もまた、女子プロバスケットボール「Wリーグ」で約2年間活躍。体力はもちろん、ポイントガードと呼ばれる司令塔的ポジションで培った視野の広さと判断力はボートレースにもようやくシンクロしてきたか。

 2025年後期の適用勝率は4.53(23日現在)。初の4点台だが「まだまだです」と表情を変え、当面の目標も「まずは初優出。そして勝率5点台です」と力強く語る。ちなみにバスケアニメの金字塔“スラムダンク”では「スリーポイントシューターの三井寿が好き」らしい。三井の持ち味は“知性”と“とっておきの飛び道具”だ。すでに宮崎の走りには知性を感じる。あとは課題のスタート勘を研ぎ澄ませて…。

 きょう24日まで開催の津G3オールレディースでは準優勝戦に進んで3着と健闘。目標の一つである初の優勝戦進出は、もう時間の問題だろう。

 ◇宮崎 安奈(みやざき・あんな)1998年(平10)5月28日生まれ、埼玉県出身の26歳。埼玉支部の128期生として2021年5月21日、戸田でデビュー。22年6月9日、多摩川で初勝利。同期に武井莉里佳、飛田江己、中野仁照ら。1メートル55。血液型A。

スポーツニッポン

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