中村憲剛が子どもたちにパスやトラップのコツを指導 親には「引っ張るのではなく後ろから押してあげて」

2021年4月25日(日)21時26分 サッカーキング

オンラインで子どもたちにおすすめのストレッチ法を指導

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 三井不動産株式会社と三井不動産レジデンシャル株式会社が主催する『三井不動産スポーツアカデミー for TOKYO 2020 〜東京2020 オリンピック・パラリンピックのムーブメント〜』の第20回目が開催され、川崎フロンターレのFRO(フロンターレ・リレーションズ・オーガナイザー)を務める中村憲剛さんと、“ドリブルデザイナー” 岡部将和さんがオンライン形式で子どもたちへの指導を行った。

 約1時間にわたって行われたイベントでは中村FRO、岡部さんがトラップやパス、ドリブルでのポイントを実技を交えつつ、カメラ越しではあるが、直接指導。「脱力」や「止める」技術の重要性を説いた。

 また、子どもたちの質問にも積極的に回答。試合に集中できないときの対処法について中村FROは「とにかく冷静に、相手が何をやってこようとしているのかを考え、チームが試合に勝つことを考えるようにしていた」とコメント。試合に出られない時にはどう考えるかについては「とにかく自分を分析すること。自分を知って、そこを補えるようなトレーニングをすること。長所は伸ばす、足りないところを補えば、出られるようになる」とアドバイスしている。

 子どもたちへの指導の場が多い両者。ともに、「とにかく楽しむこと」「教えている自分も楽しむこと」が大切と話し、「十人十色ですし、サッカーを楽しみつつ、チームを助けられる人になってほしいですね。楽しむことと、感謝することを伝えるようにしています」(岡部)と、指導時のポイントを話した。

 また、二人は父親でもあるが、サッカーを学ぶ子どもたちに対する親のアプローチについて中村さんは、「期待をかけすぎてはいけないですね。期待は大事ですが、子どもにとって、いつの間にか負担になっていることもあります。親の期待に応えられないことに対して、自身がガッカリしてしまい、ドロップアウトしてしまう子どももいます。一緒に成長する形でやってほしいですね。親が引っ張るのではなく、後ろから押していってほしい。それに対して、子どもは感謝をしないといけません。コーチングできる親もいると思いますが、やり過ぎるといけません。僕自身も父親として気を付けているんですが、言っちゃいますよね(笑)。言い過ぎてしまうこともあるので、毎回反省しています」と、冗談を交えつつ、呼びかけている。

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