【阪神】し烈なレギュラー争いが勃発か 木浪スタメン落ちで注目される「意地を示す男」とは

2024年4月27日(土)19時53分 ココカラネクスト

小幡はベンチのスタメン起用に応え、しっかり結果を残した(C)産経新聞社

 阪神は4月27日に行われたヤクルト戦(甲子園)に5ー4の逆転勝ち。ヤクルトとの接戦を制し、再び貯金を今季最多タイの「4」とした。

【動画】下位打線からつなぎ、近本が逆転2ランを放ったシーン

 前日は今季ワーストのチーム4失策。試合後には緊急ミーティングを行い、ナインの気持ちを引き締めたとされる岡田監督。

 また、この試合ではスタメンでも変化があった。恐怖の8番打者としても知られる木浪聖也に代わって、小幡竜平が「8番・遊撃」として先発出場。4月6日以来の先発となった小幡は2回二死一、二塁の好機に相手先発サイスニードの低めの変化球をうまくすくいあげ、中前適時打をマーク。反撃ののろしを上げると、5回には中前打で出塁し、その後の近本光司の逆転2ランにつなげるなど、この日はマルチ安打を記録。ポイントゲッター、チャンスメイクと状況に応じた役割をしっかり果たした。

 元々、昨年の開幕前は遊撃ポジションを木浪と小幡が争っていた。好敵手とされたが、シーズンに入って木浪が「恐怖の8番打者」として存在感を高め、そのままシーズンを完走。一方、小幡としても今回めぐってきた先発機会で何としてもアピールしたかったところを適材適所の働きを見せ、チームの勝利につなげた。

 木浪は前日の試合で3失策を記録。昨年のゴールデン・グラブ獲得選手が”らしくない”姿を見せており、打撃でも「・205」(27日現在)と湿りがちだった。

 守備のほころびは土のグラウンドである本拠地の甲子園では徹底したいポイントでもある。

 このまま小幡がスタメン奪取とはいかないだろうが、内野守備の要ともいえる遊撃ポジションをレベルの高い2人が切磋琢磨する姿勢はチームにとっても好循環が期待される。

 果たして今季の「恐怖の8番打者」を担うのは誰となるのか。今後の起用も注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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