【高校野球】高岡商・岡田一桜が6回無失点、未来富山・江藤蓮とのプロ注目左腕対決を制す

2025年4月27日(日)20時35分 スポーツ報知

◆春季高校野球富山県大会 ▽3回戦 高岡商7—0未来富山(27日・魚津桃山)

 高岡商のプロ注目左腕・岡田一桜(かつえい、3年)が6回4安打無失点に抑え、未来富山の好左腕・江藤蓮(3年)との投げ合いを制して、チームを8強に導いた。

 初回、2回と計15球でボールは1球ずつ。ストライク先行の立ち上がりで波に乗り、最速143キロと直球も走った。吉田真監督(42)は「序盤から制球がよかった。いけるところまでいくつもりでしたけど、踏み出す足が軽くつってしまったみたいです」。昨秋の公式戦後に外野手から投手に本格転向したエースは、5回1死二、三塁のピンチを2つのゴロで切り抜けると、6回2死二、三塁も5個目の三振でしのいで降板。7回から中堅に回った。3番打者としても、江藤からの2安打を含む4安打。三盗も決めるなど躍動した。

 視察したプロ6球団のスカウトからは「腕がよく振れている。(背中の後方下に入る)テイクバックは特徴の一つ」、「体の使い方が面白い。腕が少し遅れて出てくる」などの声が上がった。

 打線は江藤に対し9安打を放って6回に3点を先制するなど、計14安打7得点。岡田から右の主戦格・川口優人(3年)につなぎ、完封リレーで夏のシードをつかんだ。指揮官は「相手は関係なく、我慢して、粘り強い戦いができた。次は完投もあると思います」。岡田を投打の中心にして、花を咲かせる。(雑誌『報知高校野球』取材班)

スポーツ報知

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