大谷翔平へ先輩パパとして「できるだけたくさん娘を抱きしめること」 現マーリンズ監督の恩師が助言
2025年4月29日(火)10時39分 スポーツ報知
マーリンズ監督に就任した恩師のマッカロー氏と旧交を温めたドジャース・大谷翔平(カメラ・村山みち通信員)
◆米大リーグ ドジャース—マーリンズ(28日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
マーリンズのC・マッカロー監督(45)が28日(日本時間29日)、昨季まで在籍したドジャース戦の試合前に取材に応じ、師弟関係の大谷翔平投手(30)に関して言及した。
昨季までド軍の一塁コーチだった指揮官は昨季、大谷が達成した史上初の「50—50」(50本、50盗塁)を間近で支えた恩師。一塁上では2人で頭をコツンとぶつけ合う「ヘッドバンプ」のパフォーマンスを見せていた。「(昨年は)非常に楽しい1年だった。ショー(大谷)に関わり、間近で彼の素晴らしさを見ることができたのは本当に素晴らしい経験だった。今は時が流れてそれぞれ別の道を進んでいるが、彼が今も成功を収め続けていることは心からうれしいこと。彼は素晴らしい人間で、素晴らしいチームメートだから、それ(成功)は当然だ」とほほ笑んだ。
今月19日(同20日)には大谷が真美子夫人が第1子となる女児を出産したことを発表。マッカロー監督は「彼にメッセージを送ったよ。父親になったという知らせを受けて本当にうれしかった。私自身も父親であり、それがどれだけ素晴らしいことか知っているからね。だから人として友として、彼が健康な赤ちゃんを迎え、父親としての新たな役割を楽しむことができることを心から喜んでいる」と笑顔。先輩パパとしての助言を聞かれると「それなら少し役に立てるかもしれない(笑)。辛抱強くいること、そして、できるだけたくさん娘を抱きしめること。子どもは本当にあっという間に成長してしまうからね」と話した。
この日の試合前には2人は旧交を温めた。大谷は敵軍の練習中に三塁ベンチから姿を現し、マッカロー監督の元に駆け寄った。その場で2分程度談笑し、最後はハグ。打撃練習を室内で行う大谷がキャッチボール以外の理由で試合前にグラウンドに出てくることは異例の出来事で、2人の信頼関係を表していた。