マーリンズ指揮官「彼本来の精密な制球力を...」22年CY賞→トミー・ジョン手術から復帰の先発右腕に言及
2025年4月30日(水)10時0分 スポーツニッポン
マーリンズのクレイトン・マッカラー監督が29日(日本時間30日)、敵地でのドジャース戦の試合前にメディア取材に対応。先発するサンディ・アルカンタラ投手(29)に言及した。
アルカンタラは22年に32試合に登板し14勝9敗、防御率2・28でナ・リーグのサイ・ヤング賞を初受賞。球団としても史上初の快挙だった。
ただ、23年に右肘を痛め、同年10月に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)手術を受け、昨季全休。今季はここまで5試合に登板し、2勝2敗、防御率6・56となっている。
マッカラー監督はアルカンタラについて復調途中とし「サンディにとって大事なのは、彼本来の精密な制球力を取り戻すことです。長い離脱を経て戻ってきたばかりで、まだ全力で投げられる状態にはないかもしれない。でも、ストライクゾーンをしっかりと攻めていけるようになれば、本来の姿が戻ってくるはず」と期待を寄せた。
そして「変化球の使い方や球の配分も含めて、今はその精度を取り戻していく段階。彼自身も非常に努力していますし、少しずつその形が見えてくると思う」とまだまだ本来の調子でなくプロセスを踏んでいる段階とも語った。