大谷の“元相棒” ドジャースと旧交温める「できればショウヘイと一緒に戦いたい(笑)」大谷対策は?

2025年4月29日(火)6時55分 スポーツニッポン

 昨季までドジャースの一塁コーチを務めたマーリンズのクレイトン・マッカラー監督(45)が28日(日本時間29日)、試合前に古巣を訪問して、旧交を温めた。

 ドジャースはこの日から本拠でのマーリンズ3連戦。試合前にグラウンドに姿を見せたマッカラー監督は、ロバーツ監督、ベッツ、フリーマンら選手やスタッフらと顔を合わせ、談笑や記念撮影する一幕があった。

 マッカラー監督と言えば、大谷が一塁出塁時にヘルメットを突き合わせる「ヘッド・バンプ」をルーティン。同コーチは今季からマーリンズの新監督に就任したため、“役割”はクリス・ウッドワード内野コーチが引き継いでいた。今春のOP戦では、そのウッドワード内野コーチが不在の際、代役との大谷の「ヘッド・バンプ」が“空振り”となる珍事が起こったこともあった。

 以下、マッカラー監督と一問一答。

 ——ドジャー・スタジアムに戻ってきた気分は?

 「ビジターチームのバスに乗ってドジャー・スタジアムに来るのは変な感じでしたが、戻ってこられてうれしいです。うちのチームの多くの選手はここでプレーしたことがないので、素晴らしい経験になると思いますし、個人的にも、昔お世話になったスタッフの皆さんに挨拶できるのが楽しみでした。私を支えてくれた大勢の方々に会えるのは、本当にうれしいです。そして、試合が始まれば、もちろん勝利を目指しますが、ここに戻ってきて、グレーユニホームを着てこのスタジアムに立つのは、やっぱり不思議な気持ちですね」

 ——知っている人ばかりなので、わくわくもしていますか?

 「はい、わくわくしています。たくさんの時間を一緒に過ごした人たちにまた会えるのが楽しみでした。10年近く知っている人もいれば、この4年間で親しくなった選手やスタッフもいます。シーズンを通して、何年も一緒に過ごすと、本当に色々なことを経験しますからね。昨年のシーズンの締めくくり方は、特別な思い出として、いつまでも残るでしょう。今日はその仲間たちに挨拶できることがうれしいですし、この後はまた数試合、勝利を目指して頑張ります」

 ——マイアミでの生活は満足していますか?

 「はい、マイアミで幸せです。自宅にも近いので、それもありがたいです。それに、監督という立場を任されるのは本当に光栄なことだと感じています。まだ学びながらですが、選手やスタッフが素晴らしいので、楽しい1カ月を過ごしています。これからもチームが成長していけるよう頑張りたいです」

 ——監督としてショウヘイ・オオタニと対戦するのはどんな気分ですか?

 「できればショウヘイと同じチームで一緒に戦いたいですね(笑)。彼は本当に特別な存在で、攻撃面でも彼に悩まされることになるでしょう。うちのチームの何人かは特にそうです。普段見慣れているショウヘイとは違う立場で見ることになるので、少し不思議な気持ちになるでしょう」

 ——ショウヘイを抑える方法は?

 「正直なところ、誰も完全には攻略できていないですよね。だから、うちの選手たちにとっても、最高の相手と対戦できる素晴らしい挑戦になると思っています。こういう経験は成長につながる貴重な機会です」

 ——昨年一番の思い出は?

 「やはり最後のアウトですね。ワールドシリーズを制覇する最後の三振は、言葉にできないほど特別な瞬間でした。それに、フリーマンのサヨナラ満塁ホームランも、あの瞬間が現実だったとは今でも信じられないくらいです。でも、やっぱりワールドシリーズで優勝する以上に素晴らしいことはないと思います。誰もが春季キャンプから目指しているゴールですから、それを達成できたことは何にも代えがたい経験でした」

 ——マイアミでの「50−50」(WBCとMLBの記録)については?

 「本当に信じられない瞬間でした。ショウヘイは、特別な場面で本当に力を発揮する選手です。ローンデポ・パークでのWBC、そして「50−50」の達成など、彼はいつも大きな場面で輝いています」

 ——若い選手たちにとって、ショウヘイやフレディと対戦する経験はどれくらい重要ですか?

 「とても重要だと思います。同時に、メジャーリーガーとして成功するためには、自分のやるべきことに自信を持つことが大切です。背番号や相手の名前、球場に惑わされるのではなく、自分のベストを出して立ち向かうことが求められます。簡単ではないですが、自分の力を信じて戦うしかない、というメッセージを伝えたいと思っています」

(取材・奥田秀樹通信員)

スポーツニッポン

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