【所沢巡業】平戸海が照ノ富士と充実の7番「たくさん取った気が...」全力出し切り横綱初挑戦へ手応えも

2024年4月27日(土)16時56分 スポーツニッポン

 大相撲春巡業が27日、埼玉県所沢市の所沢市民体育館で行われ、幕内・平戸海(24=境川部屋)が横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)と三番稽古を行った。

 まず関取衆の申し合いに参加し、6番連続を含む計7番。豪ノ山(26=武隈部屋)や琴勝峰(24=佐渡ケ嶽部屋)らを相手に鋭い踏み込みから前ミツを引いて一気に前に出る内容を見せた。その後、横綱に指名されて連続で7番。夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)での横綱初挑戦を前に、全力を出して果敢に挑んでいった。照ノ富士との対戦は幕下時代(19年九州場所)に1度あり小手投げで敗れているが、稽古場で胸を借りるのはこの日が初めてだった。

 低い立ち合いから一気に前に出る自分の相撲を試すも、残されて投げられたり逆に先に攻められたり。「すごく重くて体力が奪われました」と横綱の重さを実感した。その中でも、もろ差し速攻や右差しから相手の左小手投げをしのいでの寄りで攻めきった相撲が2番。「自分の形で寄り切った相撲はよかった。止まったら負けるので先に先に攻めないと」と、手応えを口にしながら横綱初挑戦初金星へのヒントも得た。

 7番取り終えると、そのまま照ノ富士の胸を借りてぶつかり稽古。「けっこう(疲れが)来ていたのでそのままぶつかりはヤバいなと…。すごく長く感じました。たくさん取った気がします」。横綱との一番一番は体力の消耗も激しいようで、最後は息も絶え絶えだった。

 自己最高位を更新して臨む夏場所。初めての横綱戦や初めての結びの一番へ「思い切り当たっていくだけ。楽しみです」と気持ちを高めた。

スポーツニッポン

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