B1リーグ・シーホース三河、FE名古屋との大一番を1勝1敗で乗り切り、2年連続でCS出場権を獲得

2025年4月28日(月)11時40分 ココカラネクスト

 シーホース三河は4月26日(土)、4月27日(日)、CS出場をかけたファイティングイーグルス名古屋との対決を行なった。

Game1。序盤は互角に渡り合うがリバウンドで上回られ徐々に点差を広げられる。4Qに4点差まで詰め寄るも要所でシュートを決め切れず敗戦、CS出場を決めることはできなかった。

迎えたGame2。Game1で課題だったリバウンドを修正して二桁リードを築く好調な出だしを見せる。FE名古屋の猛撃を受け一時は逆転を許すがディフェンスから立て直し勝利、2年連続でCS出場権を手に入れた。

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—試合結果—
2025年4月26日(土)
FE名古屋 〇 85 – 76 ● 三河
(三河通算成績 37勝20敗)

1Q FE名古屋 21–19 三河

FE名古屋の外国籍選手を起点としてオフェンスに苦しみ2点ビハインドを背負う

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

両者シュートを決め切れず、約2分間無得点のまま試合が進む中、#19西田(優)のタフな3Pシュートで先制すると、#54ガードナーも1on1を制してバスケットカウントを獲得、0-6と前に出る。

FE名古屋#3並里、#54オマラのコンビプレーで対抗されるが、#13須田がセカンドチャンス、3Pシュートと得点を重ね主導権を渡さない。

FE名古屋のタイムアウト明け、ゾーンディフェンスを展開するFE名古屋に対して、#54ガードナー、#0オーガストが個人技で打開する。しかし、FE名古屋#11ヘンリーを起点としたオフェンスに苦しみ、15-15と試合を振り出しに戻される。

FE名古屋に流れが傾きかける中、#18角野のドライブで踏みとどまる。残り1分には#54ガードナーがミスマッチを活かして加点するが、FE名古屋#23保岡に3Pシュートを決められ、2点ビハインドで最初の10分を終える。

2Q FE名古屋 46–41 三河 (FE名古屋 25–22 三河)

インサイドを強調されるが、ディフェンスから流れを変える

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。

#10レイマンが3Pシュート沈めるが、FE名古屋にインサイドを強調され、32-25と点差を広げられる。

開始4分半、#19西田(優)のロング3Pシュートで反撃の狼煙を上げると、#11久保田が華麗なハンドリングを披露して#10レイマンの得点をお膳立て、ワンポゼッション差に詰め寄りオフィシャルタイムアウトに突入。

しかし、ファウルが重なりFE名古屋にフリースローから加点される苦しい時間が続く。#13須田がスクリーンプレーから3Pシュートを射抜いて食らいつくが、FE名古屋にリバウンドで優位に立たれ流れを掴み切れない。

残り2分半、#32シェーファーと#54ガードナーのコンビプレーが成功すると、ディフェンスの強度を上げFE名古屋の24秒バイオレーションを誘発する。ラストプレーでは#7長野の鋭いパスが#54ガードナーに通り、46-41と追い上げムードでハーフタイムを迎える。

3Q FE名古屋 67–58 三河 (FE名古屋 21–17 三河)

要所でターンオーバーが続きリードを拡大される

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

#11久保田のスピード感溢れるドライブと#19西田(優)の3PシュートでFE名古屋を追随するが、FE名古屋#11ヘンリーの個人技を止められず、59-48と二桁リードを築かれる。

#13須田がセカンドチャンスから巻き返しを図ると、#0オーガストも強烈なブロックショットでチームの士気を高める。しかし、要所でターンオーバーが続き悪い流れを断ち切れない。

苦しい展開が続く中、#7長野のアシストから#54ガードナーが3Pシュートを沈めると、パワーアタックから再び#54ガードナーが加点。残り13秒には#0オーガストのブロックショットから速攻に転じて#18角野が3Pシュートを突き刺し、67-58と一桁差に押し戻して3Qを終える。

4Q FE名古屋 85–76 三河 (FE名古屋 18–18 三河)

開始1分で4点差に詰め寄るがFE名古屋を捉え切れず敗戦

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。

#7長野が3Pシュートを射抜きチームを鼓舞すると、直後のディフェンスでもFE名古屋のオフェンスファウルを誘発。さらには#18角野もリバウンドで競り勝ち、開始1分で4点差まで詰め寄る。

FE名古屋のタイムアウト明け、FE名古屋#13中村に3Pシュートを決められるが、#0オーガストが強烈なダンクを叩き込み一歩も譲らない。

FE名古屋のインサイドアタックに対しても、#0オーガスト、#18角野、#32シェーファーでシャットアウト。しかし、このプレーで#32シェーファーを怪我で欠くアクシデントが発生。FE名古屋に連続でゾーンディフェンスを攻略され74-65と突き放され三河はたまらずタイムアウトを要求する。

その後も全員が積極的にリバウンドに飛び込みシュートチャンスを増やすが、シュートタッチに苦しみ徐々に点差を広げられる。#18角野のフリースロー、#10レイマンの3Pシュートなど、最後まで戦う姿勢を見せるも逆転には及ばず、CS出場を決めることはできなかった。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

自分たちの努力が十分ではなかった試合だったと思います。リバウンドの数やセカンドチャンスのスコアなど、相手側の方がハードにプレーをし、彼らが勝つべき試合というものをしてしまったと思う試合でした。

—試合結果—
2025年4月27日(日)
FE名古屋 ● 69 – 85 〇 三河
(三河通算成績 38勝20敗)

1Q FE名古屋 8–20 三河

Game1の課題だったリバウンドを修正して二桁リードを築く

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

#3並里のドライブ、#54オマラのダンクで得点するFE名古屋に対して、#54ガードナーのフリースロー、#11久保田のアグレッシブなドライブで対抗して両者エナジー全開の入りを見せる。

開始2分半、#19西田(優)がディープ3Pシュートを射抜き均衡を破ると、#54ガードナーも立て続けに3Pシュートを沈め4-10と前に出る。

FE名古屋のタイムアウト明けも、Game1で苦戦したFE名古屋#11ヘンリーに対して#0オーガストの徹底したマークでオフェンスをシャットアウト。課題だったリバウンドでも優位に立ち三河ペースで試合を進める。

オフェンスの勢いも衰えず、残り3分にFE名古屋のターンオーバーから速攻に転じて#19西田(優)がバスケットカウントを獲得すると、#54ガードナーもバックダウンで応戦。アーリーオフェンスから#10レイマンのダンクも炸裂し、8-20とFE名古屋を突き放して1Qを終える。

2Q FE名古屋 32–37 三河 (FE名古屋 24–17 三河)

ゾーンディフェンスに苦しむがタイムアウトで立て直す

スタートは、#7長野、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野、#54ガードナー。

#54ガードナーとの2メンゲームから#7長野が3Pシュートを決めると、#10レイマンもスクリーンプレーから3Pシュートを沈めリードを拡大する。

しかし、その後はFE名古屋のゾーンディフェンスを攻略できず、約4分間スコアが停滞。FE名古屋の猛追から11点のランを許し、21-26と一桁差に押し返される。

オフィシャルタイムアウト明け、#54ガードナーのフリースローでようやくスコアを動かすと、#11久保田のキックアウトから#19西田(優)が3Pシュートを決め切り、徐々にリズムを取り戻す。

#8佐土原を起点にするFE名古屋に対して、#11久保田の強気なリングアタックで巻き返すが、アップテンポなFE名古屋のオフェンスから失点が続き、32-37でハーフタイムに突入した。

3Q FE名古屋 47–55 三河 (FE名古屋 15–18 三河)

長野が4アシストの活躍、オフェンスの起点となり流れを手繰り寄せる

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

FE名古屋の勢いを止められず、一挙6得点を稼がれ逆転を許すが、リバウンドから#11久保田がアーリーオフェンスを展開して#13須田がバスケットカウントをもぎ取り38-40とリードを奪い返す。

#7長野、#54ガードナーのボールムーブから#10レイマンが加点すると、開始4分半には#7長野が#10レイマンの得点をお膳立て。さらには#7長野が#13須田のフリーを見逃さず3Pシュートを演出し、40-47とリードを拡大する。

ゾーンディフェンスを展開するFE名古屋に対して、#54ガードナーがディフェンスを引き付け#19西田(優)の3Pシュートをアシストする。FE名古屋#0オルジョビに個人技から反撃されるが、#7長野と#54ガードナーのコンビプレーで渡り合い流れを渡さない。

残り14秒にはデザインプレーから#18角野が3Pシュートを突き刺し、47-55とリードを保ち4Qを迎える。

4Q FE名古屋 69–85 三河 (FE名古屋 22–30 三河)

ディフェンスの強度を上げFE名古屋を引き離す

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野。

FE名古屋#54オマラにインサイドを強調されるが、#7長野、#18角野のドライブなどで得点を積み重ね一進一退の攻防が続く。

オフィシャルタイムアウト明け、現地に駆けつけたファン・ブースターの”大青援”を後押しにディフェンスの強度を上げ、#54ガードナー、#18角野のブロックショットなどでFE名古屋のオフェンスのリズムを狂わせる。

残り2分には#0オーガストが値千金のダンクを叩き込むと、リングに嫌われたボールを#0オーガストがプットバックで押し込みFE名古屋に反撃の隙を与えない。

ファウルゲームを仕掛けられるがフリースローを確実に成功させ、#10レイマンのジャンプシュートや#5元澤のセカンドチャンスなど最後まで攻撃の手を緩めず、最終スコア69-85でFE名古屋を下しCS出場権を獲得した。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

全体的に昨日よりも良いゲームができたと思っています。スタートの5人がしっかりディフェンスの部分でトーンセットをしてくれて良い形でゲームに入れたと思っています。

ターンオーバーが少なく、リバウンドも昨日よりしっかり戦うことができたゲームになったと思います。相手のターンオーバーを18個誘い、自分たちのターンオーバーを6個に抑えることができたというように、その部分でもしっかりと仕事ができたかと思います。

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