【天皇賞・春・理貴の特注馬】巻き返し十分のショウナンラプンタ 「盾男」武豊騎手の手綱で待望の初タイトルへ
2025年4月28日(月)12時0分 スポーツ報知
ショウナンラプンタ
◆第171回天皇賞・春・G1(5月4日、京都競馬場・芝3200メートル)
ショウナンラプンタ(牡4歳、栗東・高野友和厩舎、父キズナ)が巻き返す。前走の阪神大賞典は、最後方待機から直線勝負に懸けて4着。前半5ハロン63秒1、中盤62秒1の超スローペースで前有利の展開だったぶん差し届かなかったが、メンバー2位の上がりで力強く伸びた。緩い流れのなかでもしっかりと折り合いがついていて、3歳時の操縦性の面での課題は、ほぼ解消されている印象だ。
引き続き武豊騎手とのコンビ。鞍上は前走のレース後、「ラストは脚を使っているし、今日の感じだと、阪神より京都の方がいいと思う。次はいいと思う」とG1に向けて前向きな感触をつかんでいた。
3走前の菊花賞は4着ながら直線で一時は先頭に立つなど見せ場十分だった。1ハロン延長にも対応できるだろう。天皇賞・春で歴代最多の通算8勝を誇る「盾男」の手綱で、待望の初タイトルをつかむ。(山本 理貴)